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『バリの賢者からの教え』 ~ローラン・グネル~ [「しあわせ読書のすすめ」]


 思い込みから抜け出す8つの方法

 あなたは、自分で「できない」と決めつけていませんか?

 この本には、夢を実現するためのヒントが詰まっています


バリの賢者からの教え~思い込みから抜け出す8つの方法~L’homme qui voulait etre heureux

バリの賢者からの教え~思い込みから抜け出す8つの方法~L’homme qui voulait etre heureux

  • 作者: ローラン・グネル
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • 発売日: 2009/03/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



<著者のプロフィール>
 ローラン・グネル(Laurent Gounelle)
 自己啓発の専門家。41歳
 カリフォルニア大学サンタクルーズ校で人文科学と
 認識論を学んだのち、アメリカの神経科学の専門家や
 ペルーのシャーマン、バリ島の賢人など、特異な医療活動を
 行う人の出会いを求めて世界中を旅した経験がある。
 現在はクレルモンフェラン大学講師。
 講演活動やカウンセラーとしての仕事も行っている。
 処女作である本書は、フランスでベストセラーとなった。


<その他の著書>
 なし


<著者のHomePage等>
 なし


<この本との出会い>
 読書のすすめの清水店長の著書「しあわせ読書のすすめ」で
 紹介されてました


<本の構成>

 月曜日 幸せになれない理由
 火曜日 思い込みの犠牲者たち
 水曜日 新しく発見したこと
 木曜日 立ち向かうべき課題
 金曜日 そして僕は決断をくだす
 土曜日 さよなら、サンチャン先生

 エピローグ

 ページ数 254ページ
 読書時間 3時間


<以前紹介した著書>
 なし



<関連動画>
 なし



<関連記事>
 なし





<本文からのご紹介>

 アマンキラで


 ~前略

 様々なワードを検索エンジンにかけ、希望どおりの情報にたどり着くのに
 15分弱かかった。そこで僕が目にしたのは、老人が言っていたことを裏づける
 答えだった。
 薬物研究所はまず、闘病中の患者ボランティアを集めた。そして半分の患者には
 その病気に有効だと証明されたばかりの薬を配り、残りの半分の患者には偽薬、
 すなわち一見すると薬だが何の効力もない無用な物質を配った。患者たちはもちろん、
 偽薬を処方されたとは知らない。病気を治してくれる薬だと信じていた。
 そして研究者たちはふたつの患者グループから得た結果を集計した。薬の効果を
 示すためには、その薬を服用した患者たちが、偽薬を飲んだ患者のグループよりも
 よい結果を出す必要があった。
 こうしてわかったのは、偽薬が病気に何らかの影響を与えるということで、それだ
 けでも十分驚くべきことだった。なぜなら偽薬は、実際の病気に対して、物質的には
 何の効果もないのだ。となると、作用するのはただひとつ、精神的なものということ
 になる。つまり、患者がそれを薬だと思い込み、それによって病気が治ると信じると
 いうことだ。なかには実際に快復に至ったケースもあった。

 まさに目を見張ったのは、治ると信じただけで実際に快復したケースの割合だ。
 じつに平均30%にものぼった。そしてさらに、痛みを消すこともできた。
 54%の場合において、偽薬にモルヒネと同じ効果が見られた。痛みを訴え苦しんで
 いた患者たちが、砂糖以外には何も入っていない錠剤を飲んだだけで、苦痛を
 感じなくなったのだ。

 信じるだけで十分だということか…。  僕は呆然としながら、多種多様な病気に関するたくさんの同じような数字を眺めた。
 そして、ある数字を見つけた瞬間、キーボードの上で指が固まり、身体が動かなく
 なった。闘病中の患者に化学療法の薬だと言って偽薬を服用させたところ、そのうち
 の33%が脱毛したというのだ。僕はパソコンの画面の前で口をぽかんと開けていた。
 その患者たちは砂糖の塊と同類のものを、脱毛の副作用がある薬だと思い込んで飲んだ。
 そうしたところ、ほんとうに毛が抜けたというのだ!何の作用もない砂糖の塊のような
 ものしか飲んでいないというのに。

 僕は、老人がしつこいくらいに話していた思いこみの力というものに当惑し、身動き
 できなくなった。とにかく信じられなかった。しかしながら、それらの数字は化学療法
 で有名なとても信頼のおける研究所がだしたもので、まぎれもない事実だった。
 だが、しばらくすると、なぜだか少しひねくれた気分になったきた。

 それならどうして、そういった数字を広く一般に知らしめないのだ?なぜメディアに
 公表しない?そうすれば議論が起こり、より科学的な調査が行われるかもしれないじゃ
 ないか。心理的な現象が身体や病気にここまで影響を及ぼすなら、たとえ高価でも
 副作用のない薬について、もっと集中的に研究が行われたもいいのではないか?

 


 『バリの賢者からの教え』P106~108より




 
 以前紹介した「しあわせ読書のすすめ」では、
 ”誤解されやすく、気疲れしてしまいます”という方へのおすすめの本と紹介されて
 おります。そこで、「誤解されやすい」というのは、あくまでも思い込みだよと
 清水店長は解説しております。
 この本の最大のテーマは、サブタイトルでもある、”思い込みから抜け出す8つの方法”で
 その思い込みはネガティブな思い込みから、いかにポジティブな思い込みに変えることが
 大切なのかを実例を交えながら解説しております。
 本文からは、プラシーボ効果についての記述を取り上げてみました。
 プラシーボ効果があることは知っていましたが、30%は快復に向かい、54%に
 疼痛をコントロールする効果があったとは知りませんでした。
 人間の思い込みが、高く作用することが、科学的に証明されていると思いませんか?
 この他にも、学校のクラスを出来る生徒と出来ない生徒に分けたと、先生に伝え、その後の
 学習能力の状況を確認したところ、もともとは、同じレベルの生徒であったはずなのに、
 数か月後にはあきらかな学力の差が出たという実験結果も紹介されております。
 成功哲学の本には、必ずと言っていいほど、ポジティブに思いこむことが大切と
 紹介されておりますが、この様に科学的に証明されている数値を聞くと、ただ単純な
 感覚の問題ではないんだな~と深く感銘しました。
 今もポジティブに生きていますが、これからもよりポジティブに生きていきたいと
 あらためて思う今日この頃です。
  
 <こんな人へおススメ>
 しあわせ読書のすすめでは”誤解されやすいと思い込んでいる人”へです。
 ポジティブシンキングと解っていても実践できない…そんな方にオススメです


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『父親が息子に伝える17の大切なこと』 ~森浩美~ [「しあわせ読書のすすめ」]


 あなたの言葉が男の子を大きく育てる

 息子と話そう。

 子育てを母親に任せっきりにしていませんか?
 男親だからこそ伝えられる人生の大事なこと、17編


父親が息子に伝える17の大切なこと

父親が息子に伝える17の大切なこと

  • 作者: 森 浩美
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2010/12/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



<著者のプロフィール>
 森浩美(もり ひろみ)
 放送作家を経て、1983年より作詞家。
 現在までの作品総数は700曲を越え、
 荻野目洋子『Dance Beatは夜明けまで』
 森川由加理『SHOW ME』、田原俊彦『抱きしめてTONIGHT』
 SMAP『青い稲妻』『SHAKE』『ダイナマイト』
 Kinki Kids『愛されるより愛されたい』
 ブラックビスケッツ『スタミナ』『タイミング』など
 数多くのヒット曲を手がける。
 06年、初の短編小説集『家族の言い訳』を上梓。
 第二短編集『こちらの事情』、第三集『小さな理由』と
 合わせて30万部を超すベストセラーとなる。
 2009年、初の長編『夏を拾いに』を刊行し、
 翌年、有名私立中学校入試で最も多く国語問題に採用された
 小説として話題に。
 近著に『ほのかなひかり』がある。


<その他の著書>
 『家族の言い訳』
 『こちらの事情』
 『夏を拾いに』
 『小さな理由』
 『ほのかなひかり』
 『推定恋愛―two-years』
 『キミの背中はキミが押せッ!』
 『叱られ上手になりなさい』


<著者のHomePage等>
 なし


<この本との出会い>
 清水店長の幸せ読書のすすめで紹介されておりました。
 読書のすすめへ行って購入しました


<本の構成>

 まえがき

  1.あいさつって気持ちいい
  2.ほとんどの人は見かけによる
  3.自分がイヤなことは他人もイヤ
  4.欲の適量
  5.命を預かることは親になるということ
  6.すべてのことには期限がある
  7.チャンスは自分の手でつかむ
  8.幸運の女神に微笑んでもらうために
  9.負けたときのこと
 10.不安をチカラに変える
 11.親友って格別なものだよ
 12.リーダーってつらいよね
 13.お金はラクして稼げない
 14.”もっと知りたい”それが学ぶということ
 15.プライドは一日にして成らず
 16.生きることを楽しもう
 17.年を取っただけではオトナになれない

 あとがき

 ページ数 157ページ
 読書時間 1時間


<以前紹介した著書>
 なし


<関連動画>
 なし


<関連記事>
 なし





<本文からのご紹介>

 14.”もっと知りたい”それが学ぶということ



  うーん、この算数の問題むずかしいなあ。
  もう、やめちゃおうかな。

 なんだ、そんなに簡単にギブアップしちゃうのか?

  だってさあ……。
  ねえ、お父さん、なんで勉強しなくちゃいけないの?

 そうだなあ、ひとことで言えば、
 人として最低限知っておかなければならない知識を
 身につけるためかな。
 コドモのうちは
 覚えなきゃならないことが多すぎて大変かもしれない。
 中には、こんなことが必要なのかなと
 疑問に思うこともあるかもしれないけど
 それだって、学んでみなければ
 本当に必要か不要かも判断できないよな。

  必要かどうか分かるために勉強するのかあ。

 まあ、大方の人は勉強というと
 高校や大学の試験に受かるためにするとか
 何かの資格を取るためにするとか思いがちだ。
 もちろん、そういう仕組みやルールがあるから
 その考え方が間違っている訳じゃないけど
 もっと身近なもんなんだよ。
 たとえば、数が数えられなければ
 買い物に行っても支払いもできないし
 おつりが合ってるかどうかも分からないようじゃ困るだろう?

  でも、レシートだってもらえるし、お店の人が計算してくれるか
  ら平気じゃん。

 たしかに、そのとおりだ。
 でもそれは、人任せということなんじゃないか。
 今はコンピュータとかあるから
 何でも代わりに計算や調べものをしてくれるけど
 使うのは人間だっていうことだ。
 1+1が分からない人に、コンピュータが使いこなせるかな?
 機械は使いこなせてこそ価値があるんだぞ。
 便利になったから、何も知らなくていいということとは違う。
 算数だけじゃないよな。
 必要な言葉を知らなければ、コンピュータの説明書も読めないだろう。
 それに誰ともろくに話せない。
 コミュニケーションできないなんて大変だ。
 お前の好きな漫画だって、言葉が分からなきゃ、意味もさっぱりだし
 全然面白くないだろう?
 だから、国語の時間に漢字を覚えることだって必要なんじゃないかな。

  でも、そんなことなら、学校に行く前から知ってたし……。

 ふーん、そうか。
 それは立派だ。
 でもそれは、お前が生まれたときから
 お父さんやお母さんがお前にいっぱい話しかけたからなんだぞ。
 それを聞いて、お前は言葉を覚えたということだ。
 それも、学んだということなんだな。
 だから、学校の授業だけが勉強するということじゃないんだ。
 それは、学ぶということのすべてじゃなくて、一部なんだぞ。

  学校の他って、塾とかそういうこと?

 いいや、もっと大きな意味での話さ。
 世の中のすべての場所が学ぶ場所ということだ。
 だから、生きていること自体が、学ぶということなんだな、きっと。
 ”空気がおいしい”とか”転んだら痛い”とか
 そういう小さな経験のひとつひとつも、学ぶということ。
 だから、知識を頭いっぱい詰め込めば
 それで終わりということじゃない。
 知識は活用できなければ
 なんの意味もないということだ。
 そもそも、詰め込んだだけの知識は
 案外すぐに忘れていまうのだし。

  でも覚えるのが勉強でしょう?

 いや、そうじゃないものもある。
 たとえば、歴史だ。
 何年に何があった、つまり年号と出来事だけ覚えただけでは
 だめなんだよ。
 本当に大切なのは、その出来事に至るまでのプロセスなんだ。
 どうして、そんな結末になってしまったんだろう
 と考えなければ。
 歴史というのは、昔の人の成功や失敗の実例なんだよ。
 それを自分の人生に活かすことが
 歴史を学ぶということの意義なんだ。
 歴史に残るような大きな出来事ばかりがヒントになるんじゃないぞ。
 おじいちゃんやおばあちゃんが
 こんなことで上手くいったとか、こういうことで失敗したとか
 そんな話しを聞くことも学ぶということだし
 今度は、お前がそれを活かして
 上手くいったことは真似をしてみたり
 失敗したことは、そうならないように注意したり
 工夫してみるということが大事なんだ。

  ふーん。
   
 それには、意識することが大切だ。
 ぼーっとしていたら、学ぶチャンスを見逃してしまうかもしれないぞ。
 周りのことを注意深く観察しておくとか
 人の話はちゃんと聞くようにするとか
 とにかく、なんにでも関心を持ってみることだ。
 関心を持てば、”どうして?”という疑問が生まれる。
 すると、もっと知りたいという気持ちになる。
 もっと知りたいと思うことが
 本当の勉強の始まりなのかもしれないな。
 お父さんだって、まだまだ学んでいる。
 つまり、一生、学ぶということは続く。

  お父さんは何を学びたいの?

 うん? ああ、お母さんに口げんかで勝つ方法かな。

  えーっ。
  それは、ボクの算数よりむずかしいよ、ぎゃははは。



 『父親が息子に伝える17の大切なこと』P118~127より




 
 読書のすすめの清水店長の著書、「しあわせ読書のすすめ」で紹介されていて
 実際に読書のすすめの店舗に行って購入した、とても思い出あふれる一冊です。
 著者の森浩美さんのプロフィールを確認して、少し驚きました!
 有名な作詞家さんなんですね~。荻野目洋子とか田原俊彦とか、最近の歌手では
 SMAPやKinki Kidsなんかにも、詞を提供している方とは全然知りませんでした。
 しかも、ネットで検索してみると、男性だということがわかり、名前から勝手に
 女性と判断しており、申し訳ございません。
 さて、この本なのですが、お父さんと息子の対話形式で進められております。
 本文からは、「”もっと知りたい”それが学ぶということ」を掲載してみました。
 ここに書かれていることって、とても大切な基本だと思いませんか?
 生きていること自体が学びである、しかも知識は活用できなければ意味がない、
 いろいろなことに関心を持ち、”どうして?”という疑問を持つことが大切である。
 どれもこれも、とても大切な事で大人になっても忘れてはいけない基礎ですよね。
 やはり、年を重ねてくると、子どもの時と比べて、知らないことが少なくなります。
 また、日々の慌ただしさに、”どうして?何だろう?”と疑問を抱いても、
 直接仕事に関係ないことだと、ちゃんと調べなくなってしまいます。
 やはり、ここは疑問を抱いたら、例え仕事の関係ないことであっても、
 できるだけ自分の手で調べて、知識を増やしていく事が大切なんですね。
 そしてその知識を人に説明したり、活用していくことが学ぶということで、
 生きるということなんですね~。
  
 <こんな人へおススメ>
 息子を持つお父さんで、最近息子とあまり会話してないな~と
 感じている方にはおススメです。






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『人生逆戻りツアー』 ~泉ウタマロ~ [「しあわせ読書のすすめ」]

 自分を変えたい人へ…

 読んだら景色が変わる 愛と笑いと真実の物語。


人生逆戻りツアー

人生逆戻りツアー

  • 作者: 泉 ウタマロ
  • 出版社/メーカー: プレジデント社
  • 発売日: 2010/06/18
  • メディア: 単行本



<著者のプロフィール>
 泉ウタマロ(いずみ うたまろ)
 文学に関する大学などはいっさい出ていない。
 自由奔放な生活を送っていたが、
 ある寒い冬の夜
 「私は物語を書くのだ!」との
 強烈な何かに突然貫かれ、
 以降試練が始まる。
 さらに降ってわいた幼ネコ(ルナ・4歳・女児)との
 同居も加わり、翻弄されっぱなしの人生を送っている。
 東京都国立市の田園地帯在住。


<その他の著書>
 『魂の、もう半分の世界』


<著者のHomePage等>
 なし


<この本との出会い>
 これまた「しあわせ読書のすすめ」で紹介されていたので購入しました。


<本の構成>

 目次

 1 ついうっかり死んでしまった、その後の私
 2 そりゃあ一生懸命努力しましたよ。
   いったい何が悪かったって言うのですか!
 3 五八三回目の過去生と私
 4 「どうしてなんだい?イレーヌ」
 5 「あなたを愛しています。クロード」
 6 大切な少年時代 ― 心の原像
 7 神への反駁 ― 輪廻転生なんかこりごりだ
 8 夜明けまでの時

 ページ数 197ページ
 読書時間 2時間


<以前紹介した著書>
 なし


<関連動画>
 なし


<関連記事>
 なし





<本文からのご紹介>

 クロード・ルパージュの「人生逆戻りツアーメモ」



 人生に無駄なことはひとつもない


 人が本気で何かを求めた時、宇宙のエネルギーが総動員で
 望みを叶えようと協力してくれる。

 自分自身を大切に思わないと、永遠に与えられている
 エネルギーを使用可能にすることができない。


 人生最悪と思える日は、実は人生最良の日。


 どんなに悲惨な状況でも、
 どんなに自分を情けないと思っても、
 自分自身を卑下してはならない。
 何にも頼るものがない時こそ、
 神の力を思い出すこと。

 (神とは)一緒に喜んでくれるもの。一緒に悲しんでくれるもの。
 そばにいて導いてくれるもの。いつだって励ましてくれるもの。
 いつまでも待っていてくれるもの。
 ごく身近な、すごくいい昔からの友人みたいな存在。


 自分自身の永遠の力を
 確信することこそが、宇宙を動かす鍵。


 スポーツ、ダンス、絵画、
 彫刻、音楽、工芸……
 あらゆるジャンルで人が、
 神業のような表現活動を行う時、
 それは神の領域に微妙に
 足を踏み入れた瞬間でもある。

 (神に対して)どんなに遠回りしても、
 どんなに忘れようとも、
 どんなに捨てようとも、
 神は私たちを決してあきらめない。


 人生は……エクスタシー!



 『人生逆戻りツアーメモ』P198~199より




 
 これまた清水店長の著書『しあわせ読書のすすめ』で紹介されていたので
 購入してみました。著書では”生きている意味がわからないんです。”と
 感じる人へのおすすめとなっておりました。
 解説文には、”人生はチャンスだらけ。惰性で生きるのをやめて、
 天使のサインを読みとって!”と書かれております。
 本の構成や本文から紹介したクロード・ルパージュのメモを読むと、
 ちょっと宗教気味な本かと思うかもしれませんが、神は登場するものの
 なぜかおかまちゃんであり、とても人間味あふれる存在で描写されています。
 堅苦しい本ではなく、まさしく本の帯に書かれている通り、愛と笑いに
 あふれたとても素敵な作品です。
 私自身も良く感じているのですが、人生おいて複数の選択をしなければ
 ならない時に、きっとここでナレーションが入り、「この後この選択が
 大きな転機となるのであった~。」みたいな感じちゃうの?と考えております。
 しかし、どちらの道を選択しても、自分の心の憶測にちゃんとした
 指針を持っていれば、そんなに大きな間違いはないのではないでしょうか。
 この心の憶測にちゃんとした指針を築いていくのが、きっと大変なことであり、
 その為に日々学習しなかればならないんですよね~。
 「あ~あの時、こっちを選択すれば…」と後悔するのではなく、自分が選択したので
 あれば、いずれにしろ突き進むしかないんですよね。それがきっと学びなのでは
 ないでしょうか。
 
 
 <こんな人へおススメ> 
 いろいろな事に悩みやすい人。気がつくとすぐ過去を振り返り
 後悔してしまう人。人生を変えるチャンスです!






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『小さいっが消えた日』 ~ステファノ・フォン・ロー~ [「しあわせ読書のすすめ」]


 こんな風に言葉を感じたことなかった

 大切にしようね、言葉も個性も。
   ――香坂みゆき


小さい“つ”が消えた日

小さい“つ”が消えた日

  • 作者: ステファノ・フォン・ロー
  • 出版社/メーカー: 三修社
  • 発売日: 2008/10/30
  • メディア: 単行本



<著者のプロフィール>
 ステファノ・フォン・ロー
 1967年、ドイツ・クローンベルク生まれ。
 1987年に来日し、上智大学比較文化学部比較文化学科を首席で卒業。
 その後、ケンブリッジ大学、ハーバード大学、東京大学で、
 経済学、哲学、社会学等を修める。
 日本語・ドイツ語・英語・フランス語・イタリア語が堪能。
 現在は、フランクリンの日系証券会社に勤務。
 趣味は、映画製作と鑑賞、スキューバーダイビング、チェス、囲碁、
 料理、旅行など。
 ドイツ・ケーニヒシュタイン在住。
 好きな日本語は「~でしょう?」


<その他の著書>
 なし


<著者のHomePage等>
 なし


<この本との出会い>
 先日ご紹介した「しあわせ読書のすすめ」で紹介されていたので購入しました。


<本の構成>

 小さいころの三つの思い出
 五十音村の住人たち
 ある夏の夜の出来事
 小さい”っ”、家出をする
 小さい”っ”の大冒険
 思いがけない提案
 小さい”っ”へのメッセージ
 小さい”っ”はどうやって見つかったのか
 三つの習慣

 ページ数 113ページ
 読書時間 1時間


<以前紹介した著書>
 なし


<関連動画>
 なし


<関連記事>
 なし





<本文からのご紹介>

 小さいころの三つの思い出


 小さいころ、私には三つの趣味がありました。
 まず一つは、お母さんと自転車に乗っているとき、
 前歯を子ども用シートの前にある取っ手にあてて、
 振動を感じることでした。
 それを何分か続けていると、頭がくらくらして、
 自転車から降りるころには、目の前にたくさんの
 星がきらきら見えてきます。その星を今度は手で
 捕まえようとしました。
 二つ目は、質問されたことについて三つの組み合わせで
 答えることでした。
 たとえば、「好きな食べ物は何?」と聞かれたら、
 「モモとしゃぶしゃぶとアイスクリーム」と答えたり、
 「今日は何をしたの?」と聞かれれば、「え~とね、
 幼稚園で遊んで、お昼ご飯を食べて、それから自転車に
 乗ったんだ」と答えるのです。三つ答えないと、なぜだか
 気がすまなかったのです。
 そして三つ目は、何もすることがないときにはいつも、
 私が住んでいたアパートの1階にある印刷所のおじいさんに
 会いに行くことでした。よく、そこで、おじいさんが働いて
 いるところを眺めたり、おじいさんがしてくれる物語を
 聞いて過ごしたものです。

 そのころは、まだコンピューターなどない時代でしたから、
 印刷の仕事は、鉛でできている文字を大きな箱から一つ一つ
 取り出して、文章を組み合わせることからはじまりました。
 印刷が終わって、文字を箱に戻すときには、仕事を手伝わせて
 もらったものです。
 おじいさんは、「これは”は”という文字だから、この箱に
 入れておくれ」とか、「これは”ぬ”だから”な”行に戻さ
 ないとね」とか言って、文字の読み方や片づけ方を教えてくれ
 ました。私が文字を手に持って、「これはなんて読むの?」と
 聞けば、「それは”え”と発音するんだ。戻す場所はここだよ」
 とやさしく教えてくれました。
 私が学校に入る前に字を読めたのも、そのおじいさんのおかげ
 でした。もちろん最初はひらがなとカタカナだけでした。

 ある日私が、いつもと同じように、文字の片づけを手伝って
 いるときのことでした。前々から発音されない文字があることを
 不思議に思っていた私は、音のない小さい”っ”を手にして、
 おじいさんにこうたずねました。「もし小さい”っ”に音がない
 のなら、なくてもいいんじゃないの?捨ててしまえば?」
 「いやいや」と仕事の手を休めないでおじいさんは答えました。
 「そんなことはないんだよ。音がなくても小さい”っ”はとても
 大切なんだ。そうだ、、いい話をしてあげよう。これを聞いたら、
 おまえさんも、小さい”っ”がいかに大切かわかるようになるだろう」
 そして、次のようなお話をしてくれたのです。

 


 『小さい つ が消えた日』P9~12より




 
 読書のすすめの清水店長の著書『しあわせ読書のすすめ』で紹介されていたので
 購入してみました。その本での対象者は”夢もなく生きてきたけど、このままで
 いいの?”と感じる人へのおすすめとなっておりました。
 解説文には、”このままでいいんだよ、夢なんかなくたって、人にはちゃんと
 役割がある”と書かれております。
 この本は、音の無い小さい”っ”が、自分は必要ないんだと思い、五十音村から
 家出をし、その為、人々の会話から小さい”っ”が消えてしまい、始めて小さい
 ”っ”の重要性を感じて、五十音村の住人は誰が一番とかでなく、みんなそれぞれの
 役割を持っているということに気がつくというストーリーになっております。
 最近良く考えるのですが…可能性って無限大ですよね~。でも、どうも自分自身で
 壁をつくり、その壁の中でもがいている人が多いな~と感じます。
 人それぞれの役割は、決してただ待っているだけでは変わらないし見つかりません。
 今与えられた仕事の中でも、何か出来ることを少しずつでも、チャレンジしないと、
 本当の自分の存在意義や役割は見つからないのではないでしょうか?
 是非とも、文句や不満を言う暇があったら、言葉の前にまず、何でもいいので
 行動してみませんか?
 そう言う私も、少しずつ行動して行きたいと、思い返しました…。  
  
 <こんな人へおススメ>
 ちょっと自身を無くした悩んでいる人へ。
 小学校高学年や子どもへの読み聞かせにも素敵な一冊だと思います。


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『しあわせ読書のすすめ』 ~清水克衛~ [「しあわせ読書のすすめ」]

 本のソムリエが教える
 悩んだときに読んで欲しい53冊



しあわせ読書のすすめ ~本のソムリエが教える悩んだときに読んでほしい53冊~

しあわせ読書のすすめ ~本のソムリエが教える悩んだときに読んでほしい53冊~

  • 作者: 清水 克衛
  • 出版社/メーカー: 辰巳出版
  • 発売日: 2010/09/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



<著者のプロフィール>
 清水克衛(しみず かつよし)
 書店「読書のすすめ」代表
 NPO法人読書普及協会理事長
 1961年、東京生まれ。
 大学在学中に司馬遼太郎の『龍馬がゆく』を読み、
 突如として商人を志す。
 大手コンビニエンスストアの店長を10年間つとめた後、
 「本をすすめる本屋をやろう」と一大決心し、
 1994年に周りの猛反対を押し切って書店「読書のすすめ」を
 東京都江戸川区・篠崎に開業。
 立地の悪さを顔晴る(ガンバル)バネにし、汗と知恵を出しきって
 商いを続けた結果、全国からお客さまが押し寄せる大繁盛書店となる。
 2003年にはNPO法人「読書普及協会」を設立。
 本との出会い、人との出会い、出来事との出会いを提供しながら、
 「良質な御縁から生まれる成幸の法則」について講演活動を続けている。

 テレビ出演
 フジテレビ系列「エチカの鏡 ココロにキクTV」
 日本テレビ系列「DON!」
 番組で紹介した本がネット通販サイト「Amazon」の総合ランキング
 上位を独占するなど、出版社や全国の書店を巻き込み大反響をよんでいる。


<その他の著書>
 『商売はノウハウよりも「人情力」』
 『清水克衛流 一瞬で忘れられない人になる話し方30』
 『斉藤一人のツキを呼ぶ言葉』
 『本調子』
 『はきものをそろえる 世界一かんたんな成功法則』


<著者のHomePage等>
 読書のすすめ 清水克衛の日々是好日


<この本との出会い>
 清水店長の「読書のすすめ」に行くことになったので購入しました。


<本の構成>

 はじめに
 chapter1 人間関係
 chapter2 仕事
 chapter3 人生
 chapter4 恋愛
 chapter5 結婚
 chapter6 家族・育児
 おわりに

 ページ数 143ページ
 読書時間 2時間


<以前紹介した著書>
 『本調子Ⅱ プロは逆境でこそ笑う』
 『駆け込み本屋』
 『はきものをそろえる』
 『「ブッダを読む人」は、なぜ繁盛してしまうのか。』
 『まず自分の力で歩いてみなよ!』
 『まず、人を喜ばせてみよう』②
 『まず、人を喜ばせてみよう』①
 『渡したい本がある 君のために』


<関連動画>
『斎藤一人の道は開ける』清水店長語る




<関連記事>
 なし





<本文からのご紹介>

 022 ついつい人を批判的に見てしまいます。


 心から「自分」追い出せば、物事が正しく判断できる。
 人も自分も認められるはず。

「福」に憑かれた男 人生を豊かに変える3つの習慣

「福」に憑かれた男 人生を豊かに変える3つの習慣

  • 作者: 喜多川 泰
  • 出版社/メーカー: 総合法令出版
  • 発売日: 2008/09/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 人を批判的に見てしまう人は自分にも批判的なんだよね。
 自分のことが嫌いな人は、他人のいいところも見つけられないんだよ。
 この物語は主人公に福の神がとり憑く物語。福の神に憑かれるには3つの条件が
 あって、それは「人知れずいいことをする」こと、「他人の成功をこころから
 祝福する」こと、「どんな人にも愛をもって接する」こと。
 3つの条件すべて「自分」が無いんだよね。著者の喜多川泰さんが言っていたけど、
 物を置くと影ができるように、心の中に「自分」を置くと心に暗い影ができて
 しまうんだって。こころに自分の影があると自分の損得ばかりを考えて、正しい
 判断ができなくなってしまうんだ。
 よくトイレを掃除したり靴を揃えたりするとお金持ちになるなんて言うけど、
 それにはちゃんと理由がある。人知れず良いことをすると利己的な気持ちが
 洗い流される。既成の価値観に凝り固まった「自分」というフィルターを通さずに、
 素直な目で物事を正しく判断できるようになるからなんだ。
 正しい判断ができるようになれば人の良いところも見つけられるし、同じ数だけ
 自分の良いところも見つかるはず。きっと自分のことが好きになれるよ。


 『しあわせ読書のすすめ』P22~23より





 読書のすすめの清水店長の著書、『しあわせ読書のすすめ』です。
 「人間関係」、「仕事」、「人生」、「恋愛」、「結婚」、「家族・育児」
 それぞれのテーマで悩む人々へその解決へのきっかけになる本を、
 やさしく解りやすい解説とともに取り上げたそんな素敵な本です。
 全部で55種類の本や絵本が紹介されています。
 自分自身で読んだ本をチェックしてみました。

 紹介されてる本の一覧
(◎…ブログ掲載済又は購入済み、×…持ってません)

 ◎『ササっとわかる いろはかるたの「江戸しぐさ」』
 ◎『ないたあかおに』
   ◎『素心のすすめ』
 ◎『対訳 21世紀に生きる君たちへ』
 ×『福の神になった少年』
 ◎『「福」に憑かれた男』
 ×『バリの賢者からの教え』
 ×『笑われ力』
 ◎『10人の法則』
 ×『ご機嫌の法則100』
 ×『働く幸せ』
 ◎『手紙屋』
 ◎『I met a boy.父の日に、バンビ公園で』
 ×『ちょっとアホ!理論』
 ×『営業の魔法』
 ×『おへんじください。』
 ×『感じの漢字』
 ◎『竜退治の騎士になる方法』
 ◎『びりっかすの神様』
 ◎『二分間の冒険』
 ×『世界中から集めた深い知恵の話100』
 ◎『雨の日も晴れ男』
 ×『悩みと縁の無い生き方』
 ◎『びんぼう神様さま』
 ×『NASAより宇宙に近い町工場』
 ◎『小さいつが消えた日』
 ×『斉藤一人の道は開ける』
 ×『楽園』
 ◎『人生逆戻りツアー』
 ◎『心がまぁーるくなる禅のおはなし』
 ×『泣いて生まれて笑って死のう』
 ×『コラム息切れ』
 ×『サラとソロモン』
 ×『下世話の作法』
 ×『かもの法則』
 ×『アミューズレシピ』
 ×『あなたの夢を実現する 人生飛行術』
 ×『まぁいいかぁ。』
 ◎『「やさしい」って、どういうこと?』
 ◎『彼女がニューヨークで一番の花屋さんになれた理由』
 ×『捨てちゃえ、捨てちゃえ』
 ×『ヘルガの持参金』
 ×『株式会社 家族』
 ×『心が近づく妻のひと言』
 ◎『玄米先生の弁当箱1~6』
 ◎『少女パレアナ』
 ×『いきいき食道の人びと 1~2』
 ◎『絆 愛あればこそ』
 ×『家庭教育の心得21』
 ×『すばらしき母親の物語』
 ×『もっと弁当力!!』
 ×『いいからいいから 1~4』
 ×『ここ ―食卓から始まる生教育』
 ×『子どもたちに…いにしへのいろはことば』
 ◎『ちいさなあなたへ』
 


 22冊は入手済みでした。(まだ一部は購入し読んでいない本もありますが…)
 半分近くは読んでいるので、ここは新年の抱負として、全部読み切ることを今年の
 目標の一つとしたいと思います。
 
  
 <こんな人へおススメ>
  本を読むのは好きなんだけど、どんな本を読んだらいいのか迷っている人。
  最近読む本の種類が、偏りがちで、ちょっと視点を変えた本を読んでみたい人。






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