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『日本一心を揺るがす新聞の社説』 ~水谷もりひと~ [「素敵な会社の物語」]


 全国1万人以上の読者が涙した!

 口コミだけで、列島に感動を運び続ける
 ”奇跡の新聞”の人気コラムがついに書籍化!


日本一心を揺るがす新聞の社説―それは朝日でも毎日でも読売でもなかった

日本一心を揺るがす新聞の社説―それは朝日でも毎日でも読売でもなかった

  • 作者: 水谷 もりひと
  • 出版社/メーカー: ごま書房新社
  • 発売日: 2010/10/29
  • メディア: 単行本



<著者のプロフィール>
 水谷謹人(みずたに もりひと)
 みやざき中央新聞編集長。
 宮崎学園短期大学人間文化学科非常勤講師。
 1959年宮崎県生まれ。
 明治学院大学文学部卒。
 学生時代に月刊新聞「国際文化新聞」を創刊、初代編集長となる。
 卒業後宮崎に戻り、宮崎中央新聞社に入社。
 94年から編集長に。
 数々の講演を取材し、その熱い人柄から多くの著名人と親交を深める。
 人権問題や教育にも積極的に参加し、男性問題を考える
 「メンズセンターみやざき」の事務長、
 宮崎県男女共同参画センター登録講師。
 2001年には自ら”ドメスティックバイオレンス”の被害者をサポートする
 市民グループ「ハートスペースM」を設立し、代表(01年~02年)となる。
 さらに、厚生労働省認定産業カウンセラー、
 子ども電話相談「チャイルドライン宮崎」理事などを務める。
 また、MRTラジオ「暮らしのレーダー」で男性学入門講座、
 同「みやざきTODAY」サンシャインFM「水谷謹人・時代を語る」を担当する
 メディアでも活躍。
 講演は男女共同参画、人権啓発、子育て、高齢者の生きがいづくりなど、
 幅広いテーマで行っている。


<その他の著書>
 『みやざき発夢未来 』
 『男と女の夢未来』


<著者のHomePage等>
 宮崎中央新聞 宮崎発の心温まる新聞です。


<この本との出会い>
 Amzonのおすすめで見つけて購入しました。


<本の構成>

 はじめに
 感謝 勇気 感動 の章
 優しさ 愛 心根 の章
 志 生きかたの章
 終章
 あとがき
 参考文献

 ページ数 187ページ
 読書時間 1.5時間


<以前紹介した著書>
 なし


<関連動画>
 『みやざき中央新聞 読書のすすめ 清水店長』




 『これ聞いて、元気にならん奴はおらんやろセミナー』その2~しもやん編~




<関連記事>
 なし





<本文からのご紹介>

 「パクる」の三段活用で進化する

 取材でいろんな「先生」と呼ばれる人に出会う。

 だが、立派な肩書きやすごい経歴の持ち主だからといって、いい話をされるとは限ら
 ない。本を多数出しているといって話し方が上手いとも限らない。有名人だから期待
 して話を聴きに行ったら、期待を裏切られたことも多々あった。

 また、いい講演を聴いても講師や主催者によっては「録音お断り」のところも少なく
 ない。そういうときは残念というより、世知辛さを感じる。
 だからだろうか、その逆のことを言う人に出会うと、楽しい気持ちになる。

 「しもやん」の愛称で知られる下川浩二さんのセミナーに参加した。彼の第一声はこう
 だった。
 「このセミナーは録音やビデオ撮影は一切お断りしておりません。ご利用はご自由に」
 「それから私に無断でユーチューブ等に勝手にアップする行為が散見されました。めちゃ
 めちゃ嬉しく感じました。ありがとうございます。」
 「セミナーは一度しか聞くことができませんが、録音すると何度も学習できます。繰り
 返し学習が何といっても一番です。著作権なんて私にとっては鼻くそみたいなもんです。」

 講演した内容が録音され、CDになってどんどん出回ることで、どういう現象が起きるかと
 言うと、そのCDが自分の「分身」となって営業してくれるのだというのだ。
 そして、それが「面白い」「為になる」「感動する」内容だと、あちこちでその人の
 ファンができてしまう。
 ファンになると、どういう行動に出るかと言うと、好きなアーティストのコンサートに
 行ったことがある人なら分かると思うが、飛行機に乗ってでも1泊してでも、ファンは
 2時間のコンサートを聴きにどこにでも行ってしまう。楽曲は既にCDで聴いているのに、
 やっぱり本物に会いたくなる。これは人間の本能である。

 実際、僕がしもやんのセミナーの為に大阪まで行ったのは、タダでもらったしもやんの
 講演CDを聴いて、「面白い」「為になる」「感動する」の三拍子が揃っていたからだ。
 行ってみると、やっぱり参加者は全国各地から集まっていた。参加費が1万円という
 のに、である。

 ビックな経営者や著名人の言葉を集めた『プレジデント名言集200選』の中に、なぜか
 しもやんが登場している。彼自身も自分が載っているなんて知らず、本を読んだ友人が
 教えてくれたそうだ。その本に収められたしもやんの名言は「TTP・TKP・OKP」だった。

 TTPとは、「徹底的にパクる」。学ぶことは真似ることから始まる。まず手本になる人を
 見つけて、その人の行動を徹底的に真似る。

 それが出来たら次はTKP、「ちょっと変えてパクる」。真似る際に少し自分なりの工夫を
 入れるのだ。

 それが出来たら最後はOKP、すなわち、「思いっきり変えてパクる」。自分のやり方を
 ふんだんに取り入れることで、真似をしているのに原型をとどめていない。

 これは武道や茶道、華道などでよく言われている「守破離」の考え方に通じるものが
 ある。最初は師匠の教えを徹底的に守る。それが出来上がると師匠の教えを破り、
 最後は師匠の教えから離れる。
 そう考えると、しもやんの名言は面白く、実に意味深だ。早速、この考え方をTTP、
 TKP、OKPしてみることにしよう。



 『日本一心を揺るがす新聞の社説』 P30~33より



 
 みやざき中央新聞のことは以前、読書のすすめの清水店長や、『手紙屋』の著者である
 喜多川泰さんのブログの中で拝見し、何度かHomePageも見たことがありました。
 しかし、おおまかな内容は知りえたのですが、詳細がわからず定期購読までには
 至っておりませんでした。
 今回珠玉の「社説」が書籍化されたとの事をAmazonで知り迷わず購入致しました。
 みやざき中央新聞は一般の新聞とは異なり、政治・経済・事件・事故に関するニュースは
 掲載されてなく、記者が聴いた講演会での面白かった話、為になった話、役に立ちそうな話、
 感動した話、心温まる話まど素敵ないい話ばかり掲載されている、一風変わった新聞です。
 漠然とそんな内容は知っていたのですが、今回実際その社説が書籍された、
 この本を読んでみて、思わず笑みがこぼれました。
 評判以上の素敵な社説なんですね~。今回は数ある社説の中から珠玉の41編を各4ページ
 程度内に削り、時には加筆し再編集した本だそうです。
 本文からは、しもやんのお話を取り上げてみました。
 しもやんこと下川浩二さんのお話は、中村文昭さんのポッドキャスト、
 「みるみる元気がわいてくる」で聴いた事がありましたが、あらためて聴くとナルホドと
 思わずうなずいてしまいます。TTP…徹底的にパクるなのですね~。中途半端に真似をして
 パクっている気がしている人も多い気がします。この徹底的ってところがポイントなのでは
 と私個人は思っております。素敵な人、尊敬出来る人を見つけて、パクろうと思ったとします。
 きっと普通は、その人は本を読んでいるので、自分も読んでみようと思い、本を読んでみる。
 でも続かない…その人が朝早く起きているから、自分も朝早く来てみようと思うが続かない…。
 きっと徹底的が足りないからなんですね~。徹底的というのは、その人の仕事のやり方も
 当然ですが、その人の趣味や、その人の服装、好きな食べ物、しまいには話し方までも
 研究し、それこそ徹底的に真似ることが大切なのではないでしょうかね。
 私自身も昔、そんな尊敬出来る人の事を、パクろうと、その人にいろいろな事を聴き、
 真似していた思いがあります。そうすると、TKP…ちょっと変えてパクる、そして、
 OKP…思いっきり変えてパクるに繋がっていくのではないでしょうか。
 私の経験では、TTPの次は、HHPでしたね。HHP…他の人のもパクる。特定の人のみでなく、
 別の人の素敵な行動を合わせてパクることにより、OKPにより速く繋がるのではないでしょうか。

 他にも素敵な内容盛りだくさんです。1話4ページ程度なので、時間があるときにでも
 気軽に読めるとても素敵な本だと思います。私は小泉チルドレンの猪口邦子さんのお話は
 とても素敵なエピソードなので是非とも読んで欲しいですね。あと、宮崎県の口蹄疫問題、
 喜多川泰さん、読書のすすめの清水店長、中村文昭さん、林文子さん目白押しです。
 やはり、みやざき中央新聞は定期購読するべきでしょうか!? …熟考中です。

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