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『潰れてたまるか!』 ~監修:屋宮久光 著者:影山惠子~ [「素敵な会社の物語」]


 バブル崩壊、親会社倒産、大型店進出、
 巨額債務、資金繰り悪化、市場縮小…


 逆転勝ちへの処方箋

 「カンブリア宮殿」「エチカの鏡」
 「ワールドビジネスサテライト」

 メディアで絶賛されたあの会社も収録


潰れてたまるか! ピンチをチャンスに変えた10社「ルビコンの決断」 「カンブリア宮殿」「エチカの鏡」「WBS」など、メディアで絶賛されたあの会社も収録!

潰れてたまるか! ピンチをチャンスに変えた10社「ルビコンの決断」 「カンブリア宮殿」「エチカの鏡」「WBS」など、メディアで絶賛されたあの会社も収録!

  • 作者: 影山惠子
  • 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
  • 発売日: 2010/03/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



<著者のプロフィール>
 監修 屋宮久光(おくみや ひさみつ)
 1962年鹿児島県奄美王島生まれ。
 公認会計士・税理士、中小企業診断士、経営コンサルタント
 中学卒業まで奄美王島で育ち、慶應義塾大学経済学部卒業。
 公認会計士試験合格後、朝日監査法人福岡事務所入所。
 4年後に故郷の奄美王島で独立、開業。
 「ターゲットコンダクター(目標達成請負人)」を掲げ、
 税務・会計のみならずマーケティングに至るまで各種企業の
 指南役として講演・コンサルティング活動を展開。
 2009年日本内部統制大賞会計人奨励賞受賞。
 著書に『南の島のたったひとりの会計士』
 『儲けのバイブル』がある。

 著者 影山惠子(かげやま けいこ)
 静岡県生まれ。
 1997年早稲田大学卒業後、国内大手経営コンサルティング会社
 などを経て独立し、フリーライターに。
 人物のインタビューを得意とし、主にビジネスの分野で活躍。
 


<その他の著書>
 『儲けのバイブル 成功する社長はなぜトイレのカギを気にするのか? 』
 『南の島のたったひとりの会計士』


<著者のHomePage等>
 南の島のたったひとりの会計士


 影山惠子のゆかいな日々



<この本との出会い>
 新刊ラジオ第1129回号(2010-05-15)で紹介されて購入しました。

<本の構成>
 はじめに
 1 倒産を乗り越え異国の地から再生
   株式会社コーリン鉛筆
 2 量販店に負けない! 地域密着の高売り戦略
   株式会社ヤマグチ
 3 下請けから脱却しオンリーワンの技術を得た
   株式会社ヤマシタワークス
 4 負債百億を完済した老舗の細腕繁盛記
   株式会社銀座テーラーグループ
 5 人材流出の原因を突き詰めた末の成功
   株式会社昭和
 6 師と出会わなければこの歴史は途絶えていた
   株式会社一の湯
 7 誰もが反対した異端の内製化モデル
   株式会社平成建設
 8 バブル後の危機を脱したNo1貝ボタン企業
   株式会社トモイ
 9 赤字決算から始まった”素人社長”の改革
   小松ばね工業株式会社
 10 塗装業界のゴーンは組織をどう変えたか
   アネスト岩田株式会社

 不況の今こそ、逆転勝ちへの処方箋を
 あとがきに代えて

 ページ数 223ページ
 読書時間 3時間


<以前紹介した著書>
 なし


<関連動画>
 ヒント4『安売りでなく高売りでいく!』/でんかのヤマグチ



<関連記事>
 なし





<本文からのご紹介>
 
 はじめに



 実行するしかない、やるしかない、行動を起こすしかない、進むしかない。
 そのためには今と同じで成功するわけがない。

 税理士が来た。
 改善事項を示した。
 経費の削減等、負の改善事項である。
 中小企業診断士が来た。
 SWOT(強み、弱み、機会、脅威)分析を行った。
 強みを強化することを指示された。

 そんなことができるわけがないじゃないか。
 ウチの事情がまるでわかっていないじゃないか。
 専門家に頼んでも、言うことは似たりよったりではないか。
 あなたが求めるものと何かが違う。
 そうだ。
 起爆剤となるような戦術に欠けている。
 何か成功事例がないか。
 できれば、ウチと同じような苦境から脱出した事例を。

 バブル崩壊のあおりで負った巨額の債務を完済、
 大型店の進出を契機に独自路線を開拓、
 日本本社の倒産を経て海外から復活、
 下請けゆえの受注不安からオンリーワンの技術開発へ、
 会社存亡の危機から無担保融資を受けるまでに成長…。

 本書に登場するのは、いずれも一度ならず大きな危機を乗り越え、
 そして今もなお元気な会社だ。
 著書がこの10社の経営者に取材し、まとめている。
 あなたの企業で真似できないか、考えていただきたい。
 当然、制約条件がある。
 資金、地域その他、個別の事情もおありだろう。
 それでもまずは、そのまま真似できないか考えていただきたい。

 企業と接して思う。
 オリジナリティーという言葉のもと、
 成功事例を入手しながら、戦術が別のものになっていることを。
 そのまま取り入れることができなければ、
 本質を見失わないようにすることである。
 次に実行することである。
 私が接する失敗企業の多くは行動を起こしていない。
 ローコストであれば、とにかくやってみることである。
 成功を手にするのに失敗事例の数はカウントされない。

 この本であなたのお望みの事例を提供した。
 さあ、あなたが行動を起こすだけです。



 『潰れてたまるか!』P1~3




 今回紹介する本は、企業再生物語、そのタイトルがずばり「潰れてたまるか!」です。
 サブタイトルはピンチをチャンスに変えた10社なのですが、出てくる企業、出てくる企業、
 まさに潰れる寸前まで追い詰められて企業ばかりです。
 そんな潰れそうな企業(なかには一度潰れた企業もあります)がどんな手で復活を成し遂げる
 ことができたのか、そんなヒントが盛りだくさんの経営者には必読な本です。
 企業経営が苦しくなると、何よりも優先してコストカットに取り組む無策な経営者が
 多数存在しますが、コストカットでは1年先は見越せても、5年先には何もつながらないのでは
 ないでしょうか。やはりある程度の中長期的な目線での取り組みが必要になってくるのでは
 ないかと思います。そんな中長期的な目線での取り組みの具体例でかつ成功例が盛りだくさんの
 この本を真似て企業再建に取り組むことが出来れば、きっと5年後には素敵な企業に
 なるんでしょうね。まさしく真似でも行動するかしないかが重要なんですね。
 本文からご紹介した、”はじめに”も素敵な内容なのですが、”あとがき”もとても
 素敵な内容です。ちなみにあとがきは、YAZAWAこと矢沢永吉さんを例にあげております。





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コメント 2

影山惠子

RONRON様

はじめまして。
「潰れてたまるか!」の著者、影山惠子と申します。

この度はたくさんの書籍の中から、
弊書をご紹介くださり、誠にありがとうございました。
ブログもわざわざお探しくださり、お気遣いに感謝です。
私もRONRONさんのブログを拝見いたします。

何ぶん初めての本で、すべてが手探りながら
時間をかけて丁寧に取材をし、地道に作り上げた本です。
派手さはありませんが、こうした情報を
本当に必要とされている方のお役に立てれば幸いです。

なお、誠に厚かましいのですが、以下の媒体でも
ご紹介をいただいておりますのでご参考まで。

■日経レストランOnline
「読んでおきたいこの一冊」
http://nr.nikkeibp.co.jp/books/20100624/

■J-CASTモノウォッチ
「この10社が苦境から這い上がったワケ」
http://www.j-cast.com/mono/2010/06/11068504.html

以上、御礼とご挨拶まで。

影山惠子
by 影山惠子 (2010-07-27 00:26) 

RONRON

影山惠子さん コメントありがとうございます。
著者さんご本人からのコメントで驚いております。
しかも、自身のブログにも紹介して頂いて恐縮です。

これからもご活躍応援しております。

by RONRON (2010-07-30 22:55) 

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