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『おかげさま(DVD)』② ~林覚乗~ [林覚乗]

今日も昨日に引き続き、林覚乗和尚のDVD「おかげさま」からご紹介します。

おかげさま.jpg 


 ※おかげさまのDVDは、南蔵院のHomePageからご購入下さい。→南蔵院のHomePageへ



 それではDVDの内容をご紹介します。


 「生まれ変わってもお母さんの子どもがいい?」


  この話は林和尚がPTAの会合等で若いお母さんによくお話するそうです。

  自分のお子様を前に立たせて、こう聞いてみてください。
  「あなたもう一度生まれてくるとしたら、もう一度お母さんの子どもに生まれてきたいかい?」と、
  その時たいていの子どもは、「冗談じゃないよ」って言うかもしれません。
  でも、冗談じゃないよって言っても良い。その時こう言って欲しいのです。、
  「私はお前のお母さんとして生まれて来て良かった」と…。そう言うお母さんが、今は求められているのです。

  お父さんであれば、自分の息子を前にして、「お前は俺の息子に生まれて良かったか?」と聞き、
  息子がどんなへらず口を答えたとしても、「俺はお前の親父として生まれてきて、これほど良かった
  ことはないよ」と言ってあげることが出来る、お父さんが必要なのです。

  そして役割が違えば、例えばご主人であれば、奥さんを前にして、「俺はお前の夫になったことを、
  とてもうれしく思う」と一言言えるか、思えるかが非常に大事なことだと思います。
  そのことが言えるような豊かな気持ちが必要だと思います。

  この話を聞いた、あるお母さんがこのような手紙を書いて来てくれました。

  林和尚の話を聞き、私の家でも小学校3年生と1年生の娘2人との関係について、いろいろと反省
  させられました。先日ふと娘たちに「生まれ変わってもママの子どもがいいかな?」と尋ねました。
  上の娘は目にいっぱい涙をためて「ママとパパの子どもが一番に決まってるよ」と、
  「でも死んだら何もかも忘れるから、死んだらだめだよ。ママ死んだらだめだよ」と言いました。
  下の娘はニコニコしながら、「ママが一番好きだから、また子どもになりたい」と言いました。
    私は急に胸がジーンとし、二人を抱き締めました。子どもをありがたいとつくづくそう思いました。
  他人さまからみると、出来の悪い子どもかもしれませんけど、私と主人からみると宝物です。
  これからの長い人生ともに頑張って行こう、そう思いました。

  このお母さんは良い出会いを持ってくれたなと嬉しく思いました。

  しかし、このような家族だけではありませんので、もう一つご紹介すると、
  32歳のお母さんで、5歳と3歳になる二人のお子様がいます。38歳の会社員のご主人が
  酔っ払い運転で、無理に追い越しをしたが為に対向車と正面衝突し双方ともお亡くなりになりました。
  ご主人の過失の為に、相手の死んだ青年の両親から奥さん宛てに慰謝料の請求が来たそうです。
  保険金もあまり出なかったので、奥さんは、将来家を建てる為に貯金し始めていたお金97万円、
  テレビ・冷蔵庫・洗濯機・洋服ダンス・時計・指輪・夫の洋服すべて売りました。
  その代金23万円と合わせて120万円をお見舞い金としました。また、夫の退職金全額を差し上げる条件で、
   ご遺族に持って行きました。ところが、こんな少額では納得がいかないと、投げつけられたそうです。
  家に戻っても、お子様2人は、お父さんが死んだことを理解出来ないので、「お父さんどうしたの?」
  「なぜテレビが無くなったの?テレビが見たい」とせがみ泣き出したそうです。

  子どもたちは今、すやすやと眠っています。これからお父さんの元へ行けるのもしらずに…
  私と子どもとの命と引き換えに、夫の罪をお許し下さい。そのむね、ご遺族のご両親にお取り払い下さい
  ますようお願い申し上げます。

  これは遺書の写しです。この手紙のあと、2人のお子さんに薬を飲ませ、別府湾に入水自殺されたのです。
  この話は大分の交通安全大会で朗読され、その奥さんの遺族の方が、酔っ払い運転はこう言う悲劇を
  生むのです。と言う意味で、林和尚に下さったそうです。

  私は、その酔っ払い運転の悲劇と同じ気持ちで伝えたいことは、子どもは親を選ぶことはできないと
  言うことです。だからこそ親の生き方、生き様について行くしかないのです。
  だから、もっと生きたかったこの子どもたちは、自分たちで人生を歩んで行くことが出来なくなる。
  つまり親の生き方がとても重要なのです。





  「生まれ変わってもお母さんの子どもがいい?」の話ですが、DVDを見直しながら、涙しています。
  他人に優しく、心ゆたかに生きる、その根本にあるのは家族なのではないでしょうか?
  家族を愛し、親戚を愛し、隣人を愛し、友人を愛し、仕事仲間を愛し、地域を愛し、国を愛し、世界を愛す。
  愛と言うとちょっと語弊があるかもしれませんが、それぞれの立場でそれぞれの役割で、
  心ゆたかに人とつきあう。出会って行く。そう心がけたいものです。

  また、飲酒運転での悲劇の話ですが、子どもは親を選ぶことは出来ないのですよね。
  だから親もしかっりしなければならないのですが、親も人間ですし、時には苦しいこと辛いこともありますよね。
  常に心ゆたかな親でいるのは大変ですが、時にはこんな素敵な話を聞き、涙し心をスッキリさせる時間も
  必要なのではないでしょうか?また、子どもからいろいろ教えられることも多いのが事実です。
  その教えも、自分の心がゆたかであれば、教えの意味が解るのですが、心に余裕がない状態では、
  何も知ることや感じることができません。日々心に余裕を持ち、出来るだけ心ゆたかに生活して行きたいと
  思います。意外に子どもって感動的な話も好きですよね。ちょっと照れて嫌がりますが、タイミングが
  あえば真剣に話を聞いてくれるし、考えも伝えてくれます。
 
  私の上司に野口さんの「鏡の法則」を渡したところ、上司は家の机の上においていたら、
  上司の娘さん(高校生)が読んで涙していたそうです。そんな素敵な本をきっかけに、家族全体が
  心ゆたかに生活していけるといいですよね~。そんな上司には、次は「手紙屋」を渡したいと思います。

  今日はこのへんで・・・あと、このDVDから「ボクサーの海老原選手」の話と「心のこもった貯金通帳」を
  ご紹介したいと思います。それでは・・・
 
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