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『無人島ウィー』 ~渡邉美樹~ [渡邉美樹]

 渡邉美樹がすべての大人と子どもに捧げるメッセージ絵本
  ”しあわせ”って、なんだろう?
「世界中の人々から、悲しみの涙が一粒でもなくなりますように」
  そんな願いを込めて、この絵本を書きました。
  この本があなたとあなたの大切な人を、
  一歩でも幸せに近づけることができますように――。



無人島ウィー

無人島ウィー

  • 作者: 渡邉 美樹
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2008/03/11
  • メディア: ハードカバー



<著者のご紹介>
 著者のご紹介は過去の記事をご参照ください。 → カテゴリー渡邉美樹へ

<この本との出会い>
 渡邉美樹社長が作った絵本ということで興味が沸き購入しました!





<本文からご紹介>

 ウイーにかける私の想い

 「地球にひとつの教科書をつくりたい」
 それが私の夢です。

 大学4年生のとき、幼い頃から「社長になりたい」との夢を持っていた私は、
 「何をもって創業するのか」を考えるため、世界中を旅しました。
 世界の国々の多くの人と出会い、話をしました。
 世界にはさまざまな主義・主張があり、さまざまな宗教や哲学があります。
 生活様式も人生観もさまざまです。
 しかし、「共通していること」を見つけました。

 それは、人はみな「幸せになりたい」と思っていることです。
 幸せのカタチはさまざまですが、みな「幸せになりたい」と思っています。

 2008年3月19日、カンボジアに、
 ワタミが支援するNPO法人「スクール・エイド・ジャパン(SAJ)」によって、
 孤児院が誕生します。
 孤児院の名前は、「夢を追う子どもたちの家」。
 「希望」や「夢」と最も遠い彼らにこそ、「希望」や「夢」を追わせてあげたい。

 彼らの「幸せになりたい」という思いが、
 きっとそれを可能にするに違いないと思います。
 私は「孤児院の子どもたちが
 夢を見つける上での『前提』になるような教科書をつくりたい」
 という夢を持っていました。
 「地球から飢えや貧困がなくなり悲しみの涙がひとつでもなくなったらいい」
 という願いもありました。

 そして、ある時、この教科書を「絵本」にしようとひらめきました。
 そのためには絵本の持つ親しみやすさや言葉以上の表現力が必要で、
 その内容は、世界中のどの国の大人と子どもにとっても、
 「自分の地球における役割」を見い出せるような
 メッセージ性のあるものにしたいと思いました。
 そんなさまざまな願いを込めて、この絵本を書き上げました。





 この絵本には、”ただの王様”、”ただの金持ち”、”ただの工場長”、”ただの先生”、”ただの漁師”、
 ”ただの農場主”が登場します。それらの人々がそれぞれのエゴで島を開発したり環境を破壊すると
 島であるウィーは天災を起こして、彼らのそのエゴにより作られたものを破壊します。それが原因で、
 彼らは島を旅立って行きます。おそらく彼らは他の地域に移り住んでも、同じエゴを突き通して
 行ったので、いつの間にか部下や家来などがいなくなり一人ぼっちになってしまいます。
 一人ぼっちになってしまった彼らは、なぜだかこの島に戻ってくるのです。そして、何かに気が付き
 それぞれ、”いい王様”、”いい金持ち”、”いい工場長”、”いい先生”、”いい漁師”、”いい農場主”に
 なろうと努力し、”ほんとうの王様”、”ほんとうの金持ち”に成長しました。という感じのお話です。

 王様は政治や国の姿勢を表していて、金持ちはお金の使い方を意味しています。工場長は
 そのまま工場、先生は教育、漁師と農場主は食を表しています。それぞれがエゴを捨てて、
 本来の仕事を全うすることが、ほんとうの職業、人間本来の仕事で、そのほんとうの仕事を
 続けていくことが、人に対しても、地球に対してもやさしいことだということなんですね。
 絵本なのでわずか数十ページなのですが、なかなか考えさせられることの多い作品です。
 時には、こんな絵本を子どもたちと素直な気持ちで読んで、感想を言い合えるような社会が
 広がっていけば、素敵なんじゃないかな~って思います。





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