『13歳からの人間学』 ~石川洋~ [石川洋]
「人生とは何か、どう生きればいいのか」
そう考えはじめた君たちへ 人生の先輩から、伝えておきたいこと。
中学生・高校生に贈る生きかたのメッセージ!!
<著者のご紹介>
石川 洋(いしかわ よう)
昭和5年栃木県生まれ。17歳のとき一燈園創始者西田天香師に出会い入園を決意。
同人として無所有の奉仕者となる。かたわら「仏桑花の会」事務局長、順教尼遺弟会「この花会」
相談役、「ありがとう・愛の会」会長を務め、「ユニテの会」などを提唱する。
平成10年一燈園を離れ、市井の托鉢者として再出発する。なおPHPゼミナールのほか、
企業・団体などの講師として多数のファンを持ち、受講生の「人としての生きざま」を問いかけ
感動を呼ぶ。海外ではカンボジアなどで幾多の危険な場面に直面しながら難民救済に
あたっている。著書に『君よ、志を持って生きてみないか』のほか、『逃げたらあかん』
『一日一日を生きる』『ひとりじゃないよ』『叶力』『石川洋こころの杖ことば 笑顔開運』などがある
<この本との出会い>
たまたま立ち寄った本屋さんで、タイトルが目につき、中身を読んで興味がわき購入しました
<本文からご紹介>
自分の能力をいかに役立てるか
奈良の法隆寺は世界最古の木造建築物をして有名です。以前このお寺を補修することになった
宮大工の棟梁が、どのようにして法隆寺が建てられたかを調べたことがあります。調べて、
同じような材木を集めようとしたのです。ところが、調べてみて棟梁は困ってしまいました。
何が困ったかといったら、一つには名木を使っていなかった。国宝となるような願いが込められた
建物ですから、当然名木を集めて建てたのだろうと思っていたら、癖木ばかり使っていたのです。
癖木というのは建築材としては適さないものですから、棟梁は頭を抱えてしまったわけです。
そしてもう一つ困ったのは、東西南北の柱の太さが違っていたことです。心棒となる柱の太さが
違うなんて考えられません。これも棟梁の予想しないことでした。
中心となる木は全部癖のある木で節がたくさnある。そして太さが違う。それなのに1300年近く
法隆寺は保たれている。なぜこういった建て方をしたのか、棟梁はわからなくなりました。そこで、
法隆寺を建てたときの古い資料を調べることにしました。すると、驚くべきことがわかったきた。
法隆寺を建てた昔の棟梁は、木を一本一本買わずに山をまるごと買っていたのです。
山に生えている木の中で強いものは、すらりと伸びた木ではなく癖木です。だから癖木を使った。
さらに、山の東のほうに生えている木を東の柱にし、西のほうに生えている木を西の柱にし、
南のほうに生えている木を南の柱、北のほうに生えている木を北の柱にしている。つまり、
それぞれの方角に生えている木を同じ方角の柱として使っていたのです。法隆寺はただの
建物ではなく、山に似せてつくった建物といってもいい。だから強いのだということがわかったのです。
法隆寺を建てた昔の棟梁は、山から強い建物をつくる方法を学んだのでしょう。それが世界最古の
立派な木造建築の秘密なのです。
背が高くてよく育った木ばかりがいいのではない。みんなそれぞれに大事。一人には一人の光が
ある。それぞれに意味があるので。そんな大事な一人ひとりが助け合って、それぞれの持っている
能力をいかに役立てて生きるかを教えるのが本当の教育なのだと、私は思っています。
この本は石川洋さんが、中学生に向けて行った講演会の内容を再編して作成した本です。
本の後半には、この講演会を聞いた中学生の感想文も掲載されております。
本文からは、法隆寺のお話を取り上げてみました。法隆寺は世界最古の木造建築物と聞いたことは
ありますが、その裏にはこのような仕組みが隠されいたのですね。その仕組みを石川さんは、
みんながそれぞれ大切で、癖木でもちゃんと存在の意味があるんだとやさしく語っております。
私も強くこの考えには同感しますね~。 他人と比べて仕事が遅いとか、手順が悪いとか
判断するべきではないと感じております。あくまでもそれぞれが大切な存在で、また、その能力を
いかに活かすかがリーダ力なのではないでしょうか。と、思ってはいるのですが、なかなか実践は
難しいものです。 まああせらずゆっくり成長していきたいですね~。
この本には、たくさんの手紙もご紹介されております。これがまた素敵な手紙なんですよね~。
かなりこころにじわーっときます。中学生・高校生に向けての本のように感じますが、中学生・高校生と
触れ合う機会のある方は是非とも読んで欲しい一冊ですね。組織のリーダにもお勧めです。
気がつくとこの本も致知出版さんでした。いや~しかし致知出版さんは、素敵な本を出版されますね!
そう考えはじめた君たちへ 人生の先輩から、伝えておきたいこと。
中学生・高校生に贈る生きかたのメッセージ!!
<著者のご紹介>
石川 洋(いしかわ よう)
昭和5年栃木県生まれ。17歳のとき一燈園創始者西田天香師に出会い入園を決意。
同人として無所有の奉仕者となる。かたわら「仏桑花の会」事務局長、順教尼遺弟会「この花会」
相談役、「ありがとう・愛の会」会長を務め、「ユニテの会」などを提唱する。
平成10年一燈園を離れ、市井の托鉢者として再出発する。なおPHPゼミナールのほか、
企業・団体などの講師として多数のファンを持ち、受講生の「人としての生きざま」を問いかけ
感動を呼ぶ。海外ではカンボジアなどで幾多の危険な場面に直面しながら難民救済に
あたっている。著書に『君よ、志を持って生きてみないか』のほか、『逃げたらあかん』
『一日一日を生きる』『ひとりじゃないよ』『叶力』『石川洋こころの杖ことば 笑顔開運』などがある
<この本との出会い>
たまたま立ち寄った本屋さんで、タイトルが目につき、中身を読んで興味がわき購入しました
<本文からご紹介>
自分の能力をいかに役立てるか
奈良の法隆寺は世界最古の木造建築物をして有名です。以前このお寺を補修することになった
宮大工の棟梁が、どのようにして法隆寺が建てられたかを調べたことがあります。調べて、
同じような材木を集めようとしたのです。ところが、調べてみて棟梁は困ってしまいました。
何が困ったかといったら、一つには名木を使っていなかった。国宝となるような願いが込められた
建物ですから、当然名木を集めて建てたのだろうと思っていたら、癖木ばかり使っていたのです。
癖木というのは建築材としては適さないものですから、棟梁は頭を抱えてしまったわけです。
そしてもう一つ困ったのは、東西南北の柱の太さが違っていたことです。心棒となる柱の太さが
違うなんて考えられません。これも棟梁の予想しないことでした。
中心となる木は全部癖のある木で節がたくさnある。そして太さが違う。それなのに1300年近く
法隆寺は保たれている。なぜこういった建て方をしたのか、棟梁はわからなくなりました。そこで、
法隆寺を建てたときの古い資料を調べることにしました。すると、驚くべきことがわかったきた。
法隆寺を建てた昔の棟梁は、木を一本一本買わずに山をまるごと買っていたのです。
山に生えている木の中で強いものは、すらりと伸びた木ではなく癖木です。だから癖木を使った。
さらに、山の東のほうに生えている木を東の柱にし、西のほうに生えている木を西の柱にし、
南のほうに生えている木を南の柱、北のほうに生えている木を北の柱にしている。つまり、
それぞれの方角に生えている木を同じ方角の柱として使っていたのです。法隆寺はただの
建物ではなく、山に似せてつくった建物といってもいい。だから強いのだということがわかったのです。
法隆寺を建てた昔の棟梁は、山から強い建物をつくる方法を学んだのでしょう。それが世界最古の
立派な木造建築の秘密なのです。
背が高くてよく育った木ばかりがいいのではない。みんなそれぞれに大事。一人には一人の光が
ある。それぞれに意味があるので。そんな大事な一人ひとりが助け合って、それぞれの持っている
能力をいかに役立てて生きるかを教えるのが本当の教育なのだと、私は思っています。
この本は石川洋さんが、中学生に向けて行った講演会の内容を再編して作成した本です。
本の後半には、この講演会を聞いた中学生の感想文も掲載されております。
本文からは、法隆寺のお話を取り上げてみました。法隆寺は世界最古の木造建築物と聞いたことは
ありますが、その裏にはこのような仕組みが隠されいたのですね。その仕組みを石川さんは、
みんながそれぞれ大切で、癖木でもちゃんと存在の意味があるんだとやさしく語っております。
私も強くこの考えには同感しますね~。 他人と比べて仕事が遅いとか、手順が悪いとか
判断するべきではないと感じております。あくまでもそれぞれが大切な存在で、また、その能力を
いかに活かすかがリーダ力なのではないでしょうか。と、思ってはいるのですが、なかなか実践は
難しいものです。 まああせらずゆっくり成長していきたいですね~。
この本には、たくさんの手紙もご紹介されております。これがまた素敵な手紙なんですよね~。
かなりこころにじわーっときます。中学生・高校生に向けての本のように感じますが、中学生・高校生と
触れ合う機会のある方は是非とも読んで欲しい一冊ですね。組織のリーダにもお勧めです。
気がつくとこの本も致知出版さんでした。いや~しかし致知出版さんは、素敵な本を出版されますね!
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,260 円
http://ichirinnzasi.blog.so-net.ne.jp/archive/c2300661564-1
よかったら、読んで下さい。
by kuni (2009-11-01 08:24)
kuniさん nice&コメントありがとうございます。
木のブログ何ですね~ ちょくちょく拝見させて頂きます。
by RONRON (2009-11-01 20:55)