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『東急ハンズの秘密』 ~和田けんじ~ [「素敵な会社の物語」]

モノが売れない今こそ、学ぶべきは(創業時の)ハンズ。
元カリスマバイヤーが明かす ニッチで儲ける商いの本質とは?


“元祖”ロングテール 東急ハンズの秘密 (NB Online books)

“元祖”ロングテール 東急ハンズの秘密 (NB Online books)

  • 作者: 和田 けんじ
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2009/02/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



<著者のご紹介>
 和田けんじ(わだ けんじ)
 消費者にちゃんとモノを売る研究所・主席研究員。
 1959年生まれ、愛媛県出身。愛媛県立南宇和高校を卒業後、三和銀行に入行。
 預金係、取引先係等として4年半勤務。その後趣味である音楽の知識を生かすべく
 レコードチェーン店に入社し、1983年には大阪・千日前でロックとジャズの専門店を展開。
 「売れ線」を無視し、徹底した本物志向の硬派な店作りで外資系大型レコードストアに対抗。
 1991年、東急ハンズに入社、仕入れ販売員として家具・素材・内装材・バストイレ用品・
 収納用品・アウトドア用品等を担当。2007年に退社。サービス業と接客業で培った「言葉力」を
 武器に、執筆活動、講演活動を精力的に行う。


<この本との出会い>
 新刊JPのPodCastでご紹介されてました。
 とても楽しそうにご紹介されてますよ。





<本文からご紹介>

 「湯たんぽのゴム」も仕入れる
 「モノが売れない」・・・。ひと言でこう言っても、その理由はさまざまでしょう。
 しかし、消費者の実感としては、「買いたい商品がない」「買い物をしたいと思うお店がない」と
 いうことにつきます。 
 では、なぜ買いたい商品がないのでしょうか? 買いたい思うお店がないのでしょうか?
 それも難しいことではないと思います。要するに、お店が消費者のニーズに応えきれていないのです。
 「売れる現場」を作るためには、お客様に提案し、そのニーズに応えるために柔軟な品揃えに
 すべきだとお話しました、この考え方がうまくいくかどうかは、お客さまのニーズにどこまで
 応えられるかにかかっています。
 つまり、モノが売れない時代にモノを売るためには、消費者の要望にとことん応えることが
 重要であり、「買い物をしたいと思えないお店」はこれができていないのです。
 東急ハンズでは、お客さまのニーズをもとに商品を仕入れるのは当然のことです。
 現在店頭で展開している幅広くて専門的な品揃えというのは、創業当初に完成していたわけ
 ではありません。日々の接客の中で聞いた要望を、1つ1つ品揃えに反映させていった結果なのです。
 従業員全員が、「お客様のニーズを仕入れる」という意識を共有してきました。
 そして会社側も、「それは本当に売れるのか?」などと問いただすことはありませんでした。
 「お客さまから問い合わせいただいたけれども扱っていなかった商品を仕入れて、店頭に並べよう!」
 こんな考えが会社の基本方針として浸透していたのです。






 東急ハンズには本当にたま~に行くのですが、とても楽しくワクワクで、長時間滞在してしまいます。
 1回行くと特に目的がない時でも、なぜか4~5時間も店内を徘徊しております。
 今まで購入してものを振り返るとと、そのほとんどが今でもとても愛着があり使い続けている物ばかりです。
 そんな東急ハンズの仕組みが分かるこの本はとても面白く、その裏側で働く人も楽しく働いているんだな~
 とイメージすることができるのです。
 やはり、そんなワクワクする人たちが作り上げてきたお店なので、我々お客さまもワクワクしてお買いものを
 することが出来るのですよね~。この本の中では、そんなノリを「学園祭のノリ」とご紹介しております。
 最近話題になっている、ロングテールという言葉ですが、まさしく東急ハンズは元祖ロングテールなのですね。
 東急ハンズの魅力を余すことなく表現しています。この本を読んだら、また東急ハンズに行きたく 
 なっちゃいました^^

 




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