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『もどってきたアミ』 ~エンリケ・バリオス~ [エンリケ・バリオス]

続編でも何度泣いたことか。 私の本が好きで読んでくださっている皆様におすすめしたい。 さくらももこ


もどってきたアミ―小さな宇宙人

もどってきたアミ―小さな宇宙人

  • 作者: エンリケ バリオス
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2000/12
  • メディア: 単行本



<著者のご紹介>

 著者のご紹介は以前の記事を参照してください → 『アミ小さな宇宙人』へ

<この本との出会い>

 1作目である『アミ小さな宇宙人』が面白かったのでその続編も購入しました。




<本文からご紹介>

 アミの思い出

 ぼくの名前はペドゥリート・X。 本当の姓を明かさずに、”なぞめかして”Xと書いておく理由は、もうみんな知っているはずだ。

 ぼくはまだ小学生の子どもだ、だからもちろん独身、だけど、とても有名になった一冊の本を書いた。
 『アミ小さな宇宙人』というその本は、正確にいえば、ぼくが話したことを、小説を書くのが趣味のいとこが筆記したものだ。
 ぼくのいとこビクトルは銀行ではたらいていて、時間を見つけてはぼくの家にきて、ちいさなタイプライターを打った。こうして『アミ小さな宇宙人』はできあがった。
 ビクトルはぼくのこの本のことを、子どもむけの、たんなるバカげたおとぎ話だと思っている。なぜ彼がこの仕事を引きうけたかというと。いつかそのうち”ほんとうの本”、もっとずっとまじめな本を書くときの練習になるからだという、彼が書こうとしてたのは、”知的欲求不満者の苦悶”とかいう、なんだかとてもたいくつでつまらなそうなものだった。
 でもビクトルは、この星や”UFO”やそして愛をあつかったぼくの『アミ』が成功したもんだから、こんどはさらにひろい宇宙を舞台にした小説を書こうと考えている。
 だから、ぼくがどうやって宇宙や宇宙人のことを想像したのか、とても知りたがっている。ぼくはただ自分が見たものを話しただけであって、かってに想像したことじゃないといつも言っているのに、まったく信じようとしないで、ぼくのことを、つくり話をでっちあげる名人だと言っている。でも、ぼくが『アミ』の中で語ったことには、ひとかけらのつくり話もまじっていない。
 アミは実在している。彼は宇宙のはるかかなたの遠い星からやってきた、ぼくの友だちなんだ。




 一作目の『アミ小さな宇宙人』も素敵な内容でしたが、二作目もとても素敵な内容です。
 アミとの前作での出会いに不安を感じたペドゥリートに、再び『アミ』が現れる、その再会のシーンは、
 「来た~」って感じです。その後前作で少し触れられた女の子が登場し、ペドゥリートととのロマンスに
 発展します。でもやはり何と言っても、宇宙の基本法則についていろいろな形で紹介しています。
 その内容がなるほどと思えるほど素敵な内容なんですよね~。一作目は前振りで二作目はその内容を
 より具体的に表現しているという感じです。 でははたして三作目はどんな内容なんでしょうね~。
 


 
 



タグ:小説 宇宙
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