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『99のなみだ』  [「フリー」]

最後に思いきり泣いたのはいつだろう


99のなみだ―涙がこころを癒す短篇小説集 (リンダブックス)

99のなみだ―涙がこころを癒す短篇小説集 (リンダブックス)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 泰文堂
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 文庫



<著者のご紹介>

 全部で12篇で構成されています。

 「七夕の雨」
   原案:名取佐和子 小説:梅原満知子
 「屋上から」
   原案・小説:名取佐和子
 「お父さん」
   原案:ミク 小説:小松知佳
 「桜色の涙」
   原案:名取佐和子 小説:田中夏代
 「いつかはきみと」
   原案:菅野宗 小説:田中夏代
 「十五年目の祝福」
   原案:磯桂子 小説:村上桃子
 「おかえりなさい」
   原案:水田拓 小説:笹原ひとみ
 「お母さんの絵」
   原案:宮下義浩 小説:笹原ひとみ
 「会いたくて」
   原案:白宮凪 小説:梅原満知子
 「願い」
   原案:名取佐和子 小説:谷口雅美
 「プチ家出」
   原案・小説:さかいともこ
 「恋しくて」
   原案・小説:名取佐和子



<この本との出会い>

 後輩からのご紹介です。 ありがとうございます。


<本文からご紹介>

 あの人が、毎日着替えと子ども達の手紙を持ってあたしの病室へ見舞に来ます。
 仕事と看病と子ども達の世話を全部こなして目の下にクマを作りながら
 「だいぶ料理の腕が上がったよ」なんて笑ってみせるんです。
 あたしの背中をいつまでもいつまでもさすりながら「代わってやりたいよ」ってつぶやくんです。
 「ごめんね」と謝るあたしに、あの人は言ってくれました。
 「愛してる。俺と結婚してくれてありがとう」

  (「恋しくて」より)




 
 短編で1つ20ページ前後です。この本を紹介してくれた後輩は、寝る前に一つづつ読んでいるそうです。
 全部が全部泣かれる訳ではないですし、人によっては泣けるポイントが違うと思いますが、私は少なくとも
 半分近く泣きました。気持ちよく泣かせて頂きました。いや~やはり涙を流すとスッキリしますね。
 私も寝る前に1編づつと思ってはいたのですが、気がつくと次に進んでしまい。一気に読破し、
 一気に泣いてしまいました。本文からご紹介した「恋しくて」はとても素敵な内容でした。ほのぼのと、
 そして切ないストーリ展開で始まり、ハッピーエンドかと思うとどんでん返しみたいな・・・。
 本当に気持ちの良い涙を流すことができますよ。 涙は心をリセットする効果があるので、是非とも
 少し疲れたな~と思う人は「99のなみだ」で泣いてみてはいかがでしょう。「99のなみだ」はこの他にも
 「99のなみだ 空」「99のなみだ 雨」「99のなみだ 風」とありますので、きっとどこかにハマるはずです。
  












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