『甲子園への遺言』 ~門田隆将~ [「ドキュメンタリー系」]
天才バッティングコーチ高畠導宏の生涯を描いた傑作。小久保裕紀、田口壮などの一流プロ野球選手を育てあげた彼は高校の教師となり、高校野球の監督として甲子園での全国制覇を目指す。ところが、突然発覚した病気のため・・・。NHKドラマ「フルスイング」として感動を呼んだ名著がついに待望の文庫化。
<著者のご紹介>
門田隆将(かどた りゅうしょう)
1958年、高知県生まれ。中央大学法学部卒。
雑誌メディアを中心に、政治、経済、司法、事件、歴史、スポーツなどの幅広い分野で活躍している。
著書に「裁判官が日本を滅ぼす」、「甲子園への遺言」、「なぜ君は絶望と闘えたのか」、
そして最新作に「神宮の奇跡」などがある。
<この本との出会い>
NHKドラマフルスイングを見て興味がわきました。 ドラマも素敵ですよね。
<本文からのご紹介>
はじめに
平成16年夏、一人の高校教師がすい臓がんでなくなりました。
還暦を迎えて半年足らず、まだ60歳でした。その高校教師には、特異な経歴がありました。なんと30年にわたって、プロ野球の打撃コーチを務めたのです。
渡り歩いた球団は、南海、ロッテ、ヤクルト、ダイエー、中日、オリックス、そして千葉ロッテ。野球の質が、パワーから技術へ、諜報戦から総合戦へ、さまざまに形状を変えていく中、彼は常にその最前線にいました。
そして7つの球団で独特の打撃理論と卓抜した洞察力を駆使して選手たちの指導をおこない、時に相談に乗り、汗と涙を共有しながら、気がつけば、のべ30人以上のタイトルホルダーを育て上げていきました。
しかし、その伝説の打撃コーチは、50代半ばで一念発起し、高校教師になるために通信教育で勉強を始めます。5年かかって教員免許を取得し、社会科教師として教壇にあがり、「甲子園」を目指しました。
その人の名は、高畠導宏さんといいます。
高畠さんは、志半ばで病に倒れました。しかし、最期まで弱音を吐かず、癌と戦いました。
彼が亡くなったあと、日記や講演録、野球日誌などが残されました。
~後略~
NHKドラマ「フルスイング」見ましたか? とても素敵なドラマでした。
その主人公高畠さんに興味津々でこの本を読んでみました。
いやいやすごい人です高畠さんは~。現中日監督の落合選手、ダイエーの小久保選手、
メジャーで活躍中のイチロー選手や田口選手、オリックス・阪神と渡り歩いたアリアス選手、
千葉ロッテの福浦選手とサブロー選手と名だたる面々が高畠さんの教え子です。
高畠さんは、その長い打撃コーチの経験から、技術力も大切だが、やはり最後に打てるのは、
メンタル面がとても大切だと思い、大学で心理学まで勉強していたそうです。
ただ単純な技術指導ではなく、選手と真剣に向き合い、まさしく汗と涙で共に成長していく
その指導方法はコーチングやメンタルヘルスにもとても役にたつ内容でしたね~。
ちょっと野球に関する記述も多く、野球に興味のないかたは読みづらいかもしれませんが、
よくぞここまで調べたという内容盛り沢山です。 野球好きにはお勧めの一冊です。
甲子園への遺言 伝説の打撃コーチ 高畠導宏の生涯 (講談社文庫)
- 作者: 門田 隆将
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/12/12
- メディア: 文庫
<著者のご紹介>
門田隆将(かどた りゅうしょう)
1958年、高知県生まれ。中央大学法学部卒。
雑誌メディアを中心に、政治、経済、司法、事件、歴史、スポーツなどの幅広い分野で活躍している。
著書に「裁判官が日本を滅ぼす」、「甲子園への遺言」、「なぜ君は絶望と闘えたのか」、
そして最新作に「神宮の奇跡」などがある。
<この本との出会い>
NHKドラマフルスイングを見て興味がわきました。 ドラマも素敵ですよね。
<本文からのご紹介>
はじめに
平成16年夏、一人の高校教師がすい臓がんでなくなりました。
還暦を迎えて半年足らず、まだ60歳でした。その高校教師には、特異な経歴がありました。なんと30年にわたって、プロ野球の打撃コーチを務めたのです。
渡り歩いた球団は、南海、ロッテ、ヤクルト、ダイエー、中日、オリックス、そして千葉ロッテ。野球の質が、パワーから技術へ、諜報戦から総合戦へ、さまざまに形状を変えていく中、彼は常にその最前線にいました。
そして7つの球団で独特の打撃理論と卓抜した洞察力を駆使して選手たちの指導をおこない、時に相談に乗り、汗と涙を共有しながら、気がつけば、のべ30人以上のタイトルホルダーを育て上げていきました。
しかし、その伝説の打撃コーチは、50代半ばで一念発起し、高校教師になるために通信教育で勉強を始めます。5年かかって教員免許を取得し、社会科教師として教壇にあがり、「甲子園」を目指しました。
その人の名は、高畠導宏さんといいます。
高畠さんは、志半ばで病に倒れました。しかし、最期まで弱音を吐かず、癌と戦いました。
彼が亡くなったあと、日記や講演録、野球日誌などが残されました。
~後略~
NHKドラマ「フルスイング」見ましたか? とても素敵なドラマでした。
その主人公高畠さんに興味津々でこの本を読んでみました。
いやいやすごい人です高畠さんは~。現中日監督の落合選手、ダイエーの小久保選手、
メジャーで活躍中のイチロー選手や田口選手、オリックス・阪神と渡り歩いたアリアス選手、
千葉ロッテの福浦選手とサブロー選手と名だたる面々が高畠さんの教え子です。
高畠さんは、その長い打撃コーチの経験から、技術力も大切だが、やはり最後に打てるのは、
メンタル面がとても大切だと思い、大学で心理学まで勉強していたそうです。
ただ単純な技術指導ではなく、選手と真剣に向き合い、まさしく汗と涙で共に成長していく
その指導方法はコーチングやメンタルヘルスにもとても役にたつ内容でしたね~。
ちょっと野球に関する記述も多く、野球に興味のないかたは読みづらいかもしれませんが、
よくぞここまで調べたという内容盛り沢山です。 野球好きにはお勧めの一冊です。
sanchaiさん
Niceありがとうございます^^
by RONRON (2009-02-28 16:01)