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『「ブッダを読む人」は、なぜ繁盛してしまうのか。』 ~清水克衛~ [「読書のすすめ」]

全国から続々とお客様が押し寄せるワケとは??
日本一ヘンな書店の「愛される商い」のヒミツ


「ブッダを読む人」は、なぜ繁盛してしまうのか。―オーラが良くなる読書術

「ブッダを読む人」は、なぜ繁盛してしまうのか。―オーラが良くなる読書術

  • 作者: 清水 克衛
  • 出版社/メーカー: 現代書林
  • 発売日: 2008/01/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



著者の紹介です

 清水克衛(しみずかつよし)
 1961年、東京都生まれ。
 大学在学中、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読み、突如として商人を志す。
 大学卒業後、大手コンビニエンスストアの店長を10年間つとめた後、
 1994年に書店「読書のすすめ」を東京都江戸川区・篠崎にて開業、大繁盛書店となる。
 2003年にはNPO法人「読書普及協会」を設立。本との出逢い、人との出逢い、
 出来事との出逢いを提供しながら「良質な御縁から生まれる成幸の法則」についての
 講演活動を続けている。著書に「斉藤一人のツキを呼ぶ言葉」、「本調子」などがある。

その他の清水克衛さんの記事はこちらです → カテゴリー読書のすすめへ

それでは本文からご紹介します。



「ブッダの心」を極めよう。

 最近の本は、こんな内容が主流です。
 いわく、人間には「顕在意識」と「潜在意識」という二つの意識があって、そのうち
 「潜在意識」のほうに「目標」や「なりたい自分」を刷り込めば、あとは全部、潜在意識が
 やってくれる。そのために「ツイテル」「ありがとう」と言ったり、夢を紙に書くと成功するのだ、と。
 そういう内容が当たり前になっていますが、その通りにやっても、なかなかうまくいかない人は
 多いと思うんですよ。

   どんなに良い言葉を入れても、昔失敗してことや、お父ちゃん、お母ちゃんに怒られたこと、
 学校の先生に叱られたことっていうのは、心に根強く残っているもんです。私なんて、そりゃあ
 たくさんあるんですよ! いいお父ちゃん、お母ちゃんだってんですけどね。

   潜在意識にいったん入ったマイナス言葉ってのはなかなか消えない。そこに引っ張られて、
 プラスの言葉をあとからいくら入れても思うように働かない。
 じゃあ、一体、どうしたらいいのか。
 答えは前項でもお話しました「素直な心」に還ることなんです。
 「素心」すなわち「素直な心」を持った別人格の自分を、どんなときも中心に据えてしまいましょう。
 それだけしたら、あとは何も気にしなくていいくらいです。

 別の人格とは何かと言えば、成功法則の本では第一人者のマーク・フィッシャーさんは、心に別の
 人格を一人持ち、その人に「トム」や「サム」、「お調子丸」など、何でもいいから名前をつけて、
 いつもその人物と過ごすとよいと本に書いています。
 でも「サム」とか言っていると、ちょっとアヤシイ人ですよね(笑)。
 だから、それをもうそのまま「素直な心」と呼んでしまう。「自分の中には『素直な心』という人格が
 いつも真ん中にいてビクともしない!」と宣言してしまいましょう。
 「素直な心」ちはすなわち「もとの心」で、すなわちブッダの心です。

 「素直な心」になるために役立つ、とっておきの本を二冊ご紹介しましょう。
 まず一冊目は『素心のすすめ』。


   この本の著者は、ある経営コンサルタント会社の経営者です。誰の人生にも起こりがちな転機や、
 自律神経失調症などの病気や、いろいろな壁にぶつかるたびに、素直な心で考え抜いて、そこから
 編み出してきた知恵をこの一冊にまとめられています。経営者の実体験から出た知恵なので実践的です。
   この本の中で、著者が「自分が傲慢になっていると気づいたときにノートに書き付けたもの」という
 項目を紹介してくれてます。

「謙虚さがなくなる兆候」

 □時間に遅れだす。
 □約束を自分の方から破りだす。
 □挨拶が雑になりだす。
 □他人の批判や会社の批判をしだす。
 □すぐに怒り出す(寛容さがなくなる)
 □他人の話を上調子え聞き出す。
 □仕事に自信が出てきて、勉強しなくなる。
 □ものごとの対応が緩慢になる。
 □理論派になりだす。(屁理屈を言う)
 □打算的になる。(損得勘定がしみつく)
 □自分が偉く思えて、他人がバカに見えてくる。
 □目下の人に対して、ぞんざいになる。
 □言い訳が多くなる。
 □「ありがとうございます」という言葉が、少なくなる(感謝の気持ちがなくなる)

 いかがでしょうか?
 私はこれ読んでいたら、胸が痛くなっちゃいましてねぇ。
 でも、もし私と同じように胸が痛くなった方がいらっしゃっても大丈夫です。
 いつも周囲に「愛語」を施していれば!
 「愛語」とは禅の言葉で、思いやりの心を起して、やさしい言葉をかけて生きていこうということです。

 『愛語 - よい言葉をかけて暮らそう』という本があります。禅のお坊さんが書いた本です。

愛語―よい言葉をかけて暮らそう 山田無文老師説話集 (山田無文老師説話集)

愛語―よい言葉をかけて暮らそう 山田無文老師説話集 (山田無文老師説話集)

  • 作者: 山田 無文
  • 出版社/メーカー: 禅文化研究所
  • 発売日: 2005/10
  • メディア: 単行本

 普段から「愛語」を発している人の周りには、愛に満ちた人しかいなくなります。だから、
 たとえ自分が、前述の「謙虚さがなくなる兆候」のように、うっかり時間に遅れたり、多少「雑」に
 なってしまっても、周りの人がフォローしてくれたりするのです。そして、そんな周りの人達の姿を
 見ることで、自分も謙虚に直っていく。
 こうして、「素直な心」に立ち返ることだけはいつも気をつけていると。すると、人も傷つけないし、
 自然にブッダの心に近づいていきます。

 「原因と結果の法則」とよく言いますが、原因が「素直」なら、結果は「幸せな人生」「商売繁盛」と、
 自然に決まってくるのです。
 何がいいってこの本を読むと、あなたの周りの人が幸せになります。それが、自分にとっても幸せな
 ことなんですよね!



 いかがでしょうか? 私、清水理事長(NPO法人読書普及委員会理事長)のこの視点好きなんですよね~。
 この切り口にいつも、目を覚まされます・・・。「謙虚さがなくなる兆候」やってみると、私も胸が痛くなります。
 当てはまるところが多々あります。気をつけます、そして愛語を意識しますね。やはりいろいろ成功法と
 呼ばれる本を読み、行き詰まった時や、視点を変えるときは、清水理事長の本は素敵です。
 以前、清水理事長の話で、「いろいろな成功本に書かれている事って、結局は心をすっきりさせる事なんですよ。
 トイレ掃除をすると運が良くなるとか、朝早起きをすると運が良くなるとか・・・すべて心をすっきりさせる事が、
 運を向上させて、成功に導くんですよね~。朝は苦手な人もいるので、トイレ掃除なんかは、ほとんどの人が、
 スッキリするので、トイレ掃除が良いとされている。でも、本筋は自分の心をスッキリさせる事を見つけること
 なんですよね~」みたいな事をおっしゃってました。まさに目から鱗ですね。それぞれが、心がスッキリする
 ことを見つけて、それを定期的にやっていけば、成幸者になっていくんだな~と感心したものです。
 こんな素敵な清水理事長の本、是非とも一度読んで見て下さいね。
 そして、それぞれが素心をもって、愛語を忘れず、心がスッキリすることを、笑顔で続けていけば素敵なことですよね。
 それでは!
 




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Loco

はじめまして。
ブログランキングからきました。

コーチングや心理学に興味があるのでお邪魔してみました。
紹介されている本は興味があるものばかりです。
今度、読んでみたいと思います。

わたしも読んだ本のレビューを書いています。
サイトのブログからリンクしておりますので
よろしければごらんください。
by Loco (2008-09-20 02:09) 

RONRON

Locoさんコメントありがとうございます。

HomePage拝見させて頂きました。 とても素敵なページですね。
Locoさんが読まれている本も、興味深い本が多数あり、
今度是非とも読ませて頂きます。

私もちょくちょくお邪魔させて頂きますね。

by RONRON (2008-09-20 10:15) 

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