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『本気で生きよう!何かが変わる』~丸山浩路~ [丸山浩路]

丸山浩路さんって知ってます?


本気で生きよう!なにかが変わる








プロフィールをご紹介します。
 丸山浩路(まるやまこうじ/ステージパフォーマー)
  心理カウンセラー、セラピスト、プロ手話通訳者を経て、
  現在はステージ中心に活動している。また、NHK教育テレビの
  「手話ニュース845」のキャスターとしても活躍。
  さらに、テレビ、映画、舞台で数多くの手話の振り付けを手がける。 
  著書に、「詩と歌で覚える手話の本」など、講演ビデオ及びCDに
  「出会い、ふれ愛、感動 PARTⅠ、Ⅱ、Ⅲ」などがある。

これまた素敵な本で、素敵な方なんですよね~。

永六輔さんからは下記のコメントがあります。
 「僕の手話のセンセ、丸山浩路サンは手話表現の限界を
 極めようと、全身を使って感情表現をする。
 照れない、悪びれないから、
 そのくどさを受けとめるのはとても疲れる。
 それが活字だと不思議に疲れない。
 丸山浩路は活字に限る!」

これまた、何て素敵なコメントなんでしょう。 ぶw!

でも中身は読み応えありで、何度読み直しても感動です。
(て、言うより、1回目よりも2回目の方が感動します。)
それでは、本文より、何話かご紹介します。


空気が動くと感動が生まれる。

 特急バスが発車してまもなく、前方座席でなにやらトラブルが起こりました。
 「なんとか峠の手前のホロ町で降ろしてもらえんかのう」
 とガイド嬢に声をかけているのは、一人のおじいちゃん、ガイド嬢は困った表情で
 こう話しています。
 「お客様、特急バスは決められた所にしか、お停めできないことになっているんです。
 それ以外の所でお停めして、もし降りられたお客様に万一のことがありますと大変な
 ことになりますので。ですから規則でお停めすることはできないことになっております。
 申し訳御座いません」

 おじいちゃんは座席につかまりながら立ち上がり、さらに頼み込みました。
 「このバスが特急バスと知らんで乗ってしもうたんじゃ。ホロ町にみんなが集まっとって
 の~。時間までにワシが行かんとみんなが困るんじゃよ、なんとか停めてもらえんかのう」

 ガイド嬢はすまなそうに言いました。
 「おじいちゃん、ごめんなさい。安全な場所にお停めして降りていただくことは
 できるのですが、そうすると、他のお客様から、『じゃあ、あそこに停めて』とか、
 『私はここで降ろして』というご依頼があったときにお断りすることが、できなくなって
 しまうんです。本当にすみません。」

 おじいちゃんは途方に暮れて、独り言のようにつぶやきました。
 「峠を越えたところで降りたんじゃワシのこの足では歩けんし、ホロ町の手前で
 降ろされたんじゃ時間に間に合わんし・・・・困ったの~困ったの~・・・」
 社内の鉄棒につかまったまま、おじいちゃんは少し震えているようでした。

 そんな姿を見ていると、同じバスに乗っていた私ものんびりと車窓を楽しんでいる
 わけにはいかなくなりました。周りを見渡すと、ほかの乗客も心配そうに
 おじいちゃんを見つめています。

 (なんとかできないものかなぁ。かといって窓から放り出すわけにもいかないし・・・。
 それにしてもガイドさんもガイドさんだ。おじいちゃんがあんなに困っているのに、
 運転手さんと話し込んだりして・・・。あっ、あそこに見えてきたのが峠かな。
 するとこの辺りがホロ町か)

 そう思ったときでした。それまで運転手さんと話し込んでいたガイド嬢がひとつうなず
 いたかと思うと、客席に向って姿勢を正し、こう話始めたのです。
 「お客様に申し上げます。当バスはこれより峠に差しかかりますので、念のため
 ブレーキテストを行います。 ブレーキテスト、スタート!」
 特急バスは徐々に速度を落とし、静かに停車しました。ガイド嬢はさらに言葉を
 続けます。

 「ドアの開閉チェック!」
 乗降ドアがスーッと手前に開きました。

 するとガイド嬢はおじいちゃんに向って目で合図をし、右手を小さく前に差し出した
 のでした。
 おじいちゃんはハッと気がついて、急いで荷物を持ち、乗降口に進みました。そして
 ステップの前でクルリと振り向くと、運転手さんとガイド嬢に手を合わせ、何度も
 何度も頭を下げました。

 おじいちゃんが降りると、ゆっくりとバスのドアは閉まり、ガイド嬢の明るい声が
 社内に響きました。
 「ドアの開閉チェック完了。ブレーキテスト完了。発車オーライ!」
 エンジン音とともにバスが再び走り始めました。と、期せずして車内には大きな
 拍手が沸き起こりました。ホッとした表情でうれしそうに拍手を送っている人、
 なかには涙ぐんでうなずく人もいます。
 走り出すバスに向って、両手を合わせ頭を下げているいおじいちゃん。その姿は
 次第に遠ざかり、やがて視界から消えていきました。
 
 この出会い。見事に空気が動いていました。空気が動くと出会いが生まれます。
 感動が生まれます。そして、そういう出会いに巡り合うと人はやさしくなります。
 人生が豊かになります。

 体を動かすと流れてくるのは、汗。
 心が動くと込み上げてくるのは、涙。
 空気が動くと生まれてくるのは、出会い。



 こんな感じの素敵な体験談が中心になってます。
 これの他にも、まだまだ感動的な体験談もありますので、時間があれば続きを書きます。

 文末に”~そして、そういう出会いに巡り合うと人はやさしくなります。”とありますが、
 このような素敵な体験って、たしかに、巡り合うと人はやさしくなれますよね~。
 でも、こんな体験談を読んだり聞いたりするだけでも、少しやさしくなれた気がします。

 感動と言えば、結婚式って感動しますよね~。その式の主人公である、新郎新婦を
 みんなで褒めたたえるのがすべて。なので素敵な話だけが飛び交い、そこが感動するん
 でしょうね~。ふと以前読んだ本で、思い出した事があり、いきなり結婚式の話なんか
 したのですが・・・『エブリデイジーニアス』って本があり、これはアメリカの幼児教育書で、
 子育てのバイブルとよばれている本なのですが、この中でバースデーサークルと言う
 ゲームがあります。その日誕生日の子を、クラス全員で囲み、その子の良いところや、
 その子への感謝の言葉を全員から一言ずつ発表します。
 すると、かけられた本人だけでなく、参加者全員で感動の輪が出来上がるそうです。
 なかには、涙にぬれる子もいるそうです。

 我々(俺だけ?)って、ふと気がつくと人をけなしたり、愚痴を言ったりする事が多い気が
 します。たまには、仲間うちで飲むときに、「今日はハッピーデーです」何て宣言して、
 愚痴とか不平不満を禁止にしちゃうと、みんな優しい気持ちで、楽しく飲めるのかも
 知れないよね~。ん~今度実験してみよう。
 
 と言う訳で、感動する本なんかあれば、教えて欲しいですね~ 是非是非お願いします。
 
 それでは、またね~。 ツイてる!ツイてる! 

エブリデイ・ジーニアス 「天才」を生み出す新しい学習法








天才教育のバイブルですが、子育てだけでなく、人材育成にも生かせます。
「自分の子供を天才にしよう!」何て気持ちじゃない人にもお勧めです。
どちらかと言うと親の考え方への教育と、簡単なゲームの組み合わせですね。
でも、かなり奥は深いです・・・・



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タグ:手話
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