『二分間の冒険』~岡田淳~ [岡田淳]
さて本日は岡田淳さんの、『二分間の冒険』です。
それでは本文から少しだけご紹介しますね。
―― そう、かくれんぼさ、おまえは、かくれているおれを見つけ出す。
そしてさっきのようにおれをだいて『つかまえた』とさけぶ。そうすりゃおまえの勝ち。
この世界の時間はおしまい。おれはおまえといっしょにさっきの場所、さっきの時間
にもどってやるよ、
ここにほうりっぱなしにされるわけではないらしい。悟はすこし安心した。
ゲームにつきあって、黒ネコをつかまえればいいのだ。しかし相手はネコだ。
うまくつかまえられるだろうか。
「でも、ぼくがだね、きみをつかまえられなかったらどうなる?」
ゆっくりたずねながら、悟は注意深く、まがりくねった枝やしげみのかげなどに
目を走らせた。頭のなかにひびいてくる声も不便なものだ、どちらに相手がいるのか
わからない。
―― 時間はたっぷりある、つかまえるのさ。どのくらいたっぷりあるかというと、
この時間でおまえが老人になるかならないかというころ、ようやくもとの世界では
二分間がすぎようかって計算なんだから。
悟は目でネコをさがすのをやめた。あきれてしまった。
「老人になるかならないかって、そんなにながいあいだかくれんぼをするつもりかい?」
―― この世界じゃ、あっというまに老人になるかもしれないぜ。だからそれまでに
つかまえるのさ。
読みました!読みました!読書のすすめの清水さん読みましたよ~!
読むと○○○が見えてきますシリーズの3冊
確かに何かが見えました。○○○に当てはまる文字は×××ですねきっと・・・
三文字で良いんですよね?って質問しても答えを頂ける訳ではないですね~。
いつの日か、江戸川区にある、読書のすすめに行って聞いてみよ~ん。
とても、面白い3部作でした。幼児書だと思ってもついついはまってしまっちゃい
ますね~。これらの本を真剣に、「この会話は、コーチングで言うあれやね~」とか、
「ここの部分は、こういう意味を含んでいるね~」なんて考えながら読んでも
面白くはないですね~きっと。清水さん言うように、あんまり考え過ぎないのが
これらの本を楽しく読めるコツなのかもしれません。
『竜退治の騎士になる方法』では、以前仲の良かった幼馴染とささいなきっかけで、
疎遠になり、そんな2人ちょっとしたきっかけで、竜退治を名乗る騎士にあい、一緒に
力を合わせて竜を退治し、その後はまた、親友になれたという話です。
『びりっかすの神さま』は、まじめな父の死がきっかけで、母に頑張らなくてもいいよと
言われ、頑張らないの意味を感じながら転校した学校で、びりっかすの神さまに出会う。
その後、クラスのみんなが、結局、びりっかすの神さまを見るという話です。
そして今回の『二分間の冒険』です。この順番に読んだ意味は、きっと、先にこの本から
さきに読むと、○○○の深さが感じられないからじゃないのでしょうかね~。
ん~ あんまり書きすぎると、これから読む人の興味が薄れるのが心配なので、
この程度でやめときます。
※でもね、もしかすると、清水さんは○○○が見えるのは、人それぞれで見えるものが
違うなんて言うのかもしれませんね~。
それでは、またね~
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