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『命の授業』 ~腰塚勇人~ [「講演録」]

 30万人が泣いた 奇跡の実話

 手術は成功しました。しかし…
 首から下は、まったく動きませんでした


 「一生寝たきり」と宣告され、自殺未遂までした中学校の教師が、
 家族や生徒の応援と、感謝の心により、復活を遂げる奇跡の実話

 テレビ「アンビリーバボー」に出演


命の授業

命の授業

  • 作者: 腰塚 勇人
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2010/05/28
  • メディア: 単行本



<著者のプロフィール>
 1965年、神奈川県生まれ。
 元・中学校体育教師。元・養護学校教師。
 大学卒業後、「天職」と思えた中学校の体育教師になる。
 学級担任、バスケット部顧問として「熱血指導」の日々を送る。
 2002年3月1日、人生を大きく変える事故が起こる。
 スキーでの転倒で「首の骨」を折り、奇跡的には命は取り止めたものの、
 首から下がまったく動かなくなる。当時、医師からは「一生、寝たきりか、
 よくて車イスの宣告」を受け、あまりの絶望に「自殺未遂」をする。
 その後、妻、両親、主治医、看護師、生徒たち、職場の同僚などの
 応援と励ましを受け、「自分の命があらゆるものに助けられ、生かされて
 いること」に気づき、「笑顔」と「感謝」と「周りの人々の幸せを願う」
 ことにより、奇跡的な回復力を発揮する。
 そして、「下半身と右半身の麻痺」など、身体に障害を残しながらも、
 4か月で現場に復帰し、中学3年生の担任を務める。
 主治医からは「首の骨を折って、ここまで回復して人は、治療した中では
 腰塚さんだけだ」と言われるほどの「奇跡の復活」を遂げる。
 その体験を「命の授業」として6分ほどの「ムービー(動画)」にして
 公開したところ、30万人の人々の目にふれることになる。
 2010年3月に、「命の授業」の活動に専念するため、22年間務めた
 教員を辞職。
 
 現在「命の授業」の講演家として、自らの経験を元に、「命の尊さ」
 「生きていることの素晴らしさ」「その人自身の大切さ」などを、
 全国の小学校、中学校、高校、そして一般の方々に伝える活動を
 している。全国から数多くの「講演」依頼があり、講演の参加者は
 開始から半年間で5000人以上にのぼる。



<その他の著書>
 なし


<著者のHomePage等>
 『命の授業』


<この本との出会い>
 Amazonのおすすめから見つけ購入しました。
 


<本の構成>

 はじめに
 『命の授業』を受けた方々の感想
 『命の授業』
 『命の授業』を受けた方々の感想
 おわりに
 「命の授業」の活動について

 ページ数 166ページ
 読書時間 1時間


<以前紹介した著書>
 なし


<関連動画>
 『命の授業』




<関連記事>
 2010年7月8日放送分 奇跡体験『アンビリバボー』





<本文からのご紹介>
 


 ―「命の授業」の活動について―

 私が行っている「命の授業」の活動について、ご報告させてください。
 私は、現在、「命の授業の講演」を全国でさせていただいております。

 そのきっかけは、昨年(2009年)2月。
 私が、小学校3年生のときの担任の先生からの、「講演依頼」がきっかけ
 でした。

 その先生は、昨年まで、横浜の小学校の校長先生をされていました。
 その先生から、私への依頼内容は…

 「うちの小学校の子どもたちが…、
  『死にたい、生まれてこなければよかった…』
  『僕なんて何やっても駄目だ!』
  『おとうさんやおかあさんのこと、大嫌い』
  『家になんか帰りたくない!』
  『学校なんか来たくない!』

  と言うんだ。
  その現状に対し、先生方も一生懸命努力はしている。生徒1人ひとりの
  存在や価値を伝えてはいるものの、子どもたちの言動が変わることは
  少ない。そんな子どもたちに、お前の『事故からの経験や学び』を
  話して欲しい…」

  というものでした。

 そうして私は、「小学校1年~6年生の、7歳~12歳までの全校生徒」の前で、
 話ことになりました。

 私なりに「命の大切さ、生きることの素晴らしさ、人間が持っている生命力の
 素晴らしさ、仲間の大切さ」など、自分が持っている実体験を話しました。

 そのとき、気づいたこと、感じたことがあります。子どもたちは、「2月の
 寒い体育館」で、1時間以上、私の話を真剣に聴いてくれました。

 そして、私は、このとき「確信」しました。

 とくに最近、「時代が変わった、子どもが変わった」と言われていますが、
 子どもたちの感じる力や、大切なものを受け取る力は、昔も今も、まったく
 変わっていないということを。

 変わったのは「子どもたち」ではなく、「大人たち」なのだと。生きることの
 素晴らしさや、命の大切さを、もっと「大人たち」が伝えなければならない
 のだと。

 「命の授業」の話をした小学校の生徒からは、本当にたくさんの「感想文」を
 いただきました。
 その中には、とても小学生とは思えないような、こちらが「ハッ!」とさせ
 られる「感想文」と書いてくれた子どもたちが、たくさんいました。

 その小学校で話をさせていただいたことがきっかけで、「命の授業」を学校の
 生徒たちをはじめ、その子どもたちの成長の源にいる保護者や教師の方たちに
 聞いていただきたいと、強く感じるようになりました。

 それが、私が「事故」によって命を失いかけていたところから、周りの方々に
 よって助けていただいた、「命の使い方」なのだと、改めて感じました。

 そして、この「命の授業」を、全国の方々にお話しする活動を、自分の使命と
 して生きていこうと決意しました。

 活動をはじめた最初の半年間で、全国の5000人の方々に「命の授業」を、
 直接、お話させていただきました。本当にありがとうございます。

 これからも、できるだけ全国を回って、直接、みなさんにお会いして、お話を
 させていただければと思っております。


 『命の授業』P160~P164より




 命の授業まさしく素晴らし内容です。特に素敵なのは下記の5つの誓いなのでは
 ないでしょうか。
 1.「口」は…
   人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう…
 2.「耳」は…
   人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう…
 3.「目」は…
   人のよいところを見るために使おう…
 4.「手足」は…
   人を助けるために使おう…
 5.「心」は…
   人の痛みがわかるために使おう…
 たとえ誓ったとしてもなかなかやり遂げることは難しいかもしれませんが、
 この5つの誓いはとても素晴らしい内容だと思いませんか。
 このような素敵な本を読むと、忘れかけていた思いがよみがえります、
 そして気づかされます。本当は自分もそのような気づきを持っていたはずなのに、
 時間が経つと忘れてしまい、またこのような本に出会い気づく、そして行動を正す。
 その繰り返しなんですね~人生とは。

 本文からは、講演を始めたきっかけを取り上げてみました。
 確かに子どもたちが変わったのではなく、素敵な話をしてくれる大人が少なく
 なってきた気がします。私の経験でも、小学校高学年はもちろん、
 低学年の子どもたちでも、素敵な話をしてあげると、目の輝きが違います。
 そんな素敵な話を熱意を持って話を出来るかどうかが、子どもの将来に
 関わってくるのではないでしょうか。
 最近は甲子園球児たちも、野球の練習だけでなく、メンタルや人間形成に
 関する勉強も行っているそうですが、小学校の授業でも是非とも、取り組んで
 欲しいな~と思います。その積み重ねが素敵な社会を形成していくのでしょう。

タグ:教育 利他
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コメント 2

吉田一夫

はじめまして、突然のメッセージで失礼いたします。
ブログを拝見させて頂きました。

私は札幌で「命の授業」腰塚勇人先生の講演会を
主催させて頂いています、吉田一夫と申します。
腰塚先生と同期生の45歳才です。

実はこの度、平成23年3月5日(土)に札幌市にて
北海道初の「命の授業」の講演会を行うのですが、

全国の腰塚先生を応援して頂いています、
皆様にご案内させて頂いてます。

もし、北海道にご友人、知人の方がいらっしゃいましたら
是非、ご紹介してあげて下さい。

詳しくはこちらをご覧ください
http://yumehagu.com/event/110305.html

突然のメッセージで失礼申し上げます。
吉田一夫
by 吉田一夫 (2011-01-26 09:00) 

RONRON

吉田一夫さま コメントありがとうございます。

講演会のお知らせありがとうございます。
予定が合えば是非とも参加したいと思います。

いろいろと準備は大変だと思いますが、
頑張って下さい。
by RONRON (2011-01-27 23:41) 

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