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『お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!』 ~中村文昭~ [中村文昭]


 「ひとつのこと」に集中することが
 どういうことか良くわかりました。
 笑えました。
 涙もでました。

 ― 斉藤一人 ―



お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!

お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!

  • 作者: 中村 文昭
  • 出版社/メーカー: サンマーク出版
  • 発売日: 2003/06
  • メディア: 単行本



<著者のプロフィール>
 中村文昭(なかむら ふみあき)
 三重県の山奥で林業家の息子に生まれ、高校卒業後、単身上京。
 1人の事業家と出会い、野菜の行商をスタート。
 やがて六本木に飲食店をかまえるようになり、商売の面白さを知る。
 その後、故郷に錦を飾るべく、伊勢で、自分の力でお客様に喜んでもらえる
 サービスを提供する手づくりのレストラン・ウェディング事業を展開。
 多くの若者の支持を得て、派手な広告もせずに大繁盛となる。
 「商売のすべては出会いから広がっていく」という独特のコミュニケーション、
 サービスはアイデア満載。
 講演をはじめたのは2000年。初年度10か所、2年目30か所、3年目は80か所!
 すべて口コミで広がっている。


<その他の著書>
 『お金でなく人のご縁ででっかく生きろ! (2)』
 『出会いを生かせば、ブワッと道は開ける!』
 『人生の「師匠」をつくれ!』
 『中村文昭のみるみる元気がわいてくる! 1パワーの源』
 『中村文昭のみるみる元気がわいてくる! 2出会いの種』
 『非常識力』


<著者のHomePage等>
 中村文昭-旅日記-


<この本との出会い>
 以前から興味があり友人へのプレゼント本を探しに本屋に行き購入しました。
 もしかしたら、こっちの本をプレゼンとした方が良かったかも!?


<本の構成>
 はじめに

 第1章 人の心は、足で歩いて手でつかめ
 第2章 尊敬する人のご縁で、人生が濃くなる
 第3章 「人たらし」の本質は、人を喜ばせること
 第4章 頭も資格も、お金もいらない
 第5章 人を育てるとは自分が育つこと

 おわりに

 ページ数 222ページ
 読書時間 3時間


<以前紹介した著書>
 なし


<関連動画>
 中村文昭さん紹介ムービー



<関連記事>
 なし





<本文からのご紹介>
 
 ◎はじめに …… 「新幹線友だち」を百人つくるご縁の秘密

 新幹線のホームに立つと、僕はいつもワクワクします。13両目「5のB」などという
 チケットを握りしめ、入ってくる列車をどきどきして待ちます。
 旅への期待はだれにでもあるでしょうが、座席番号をちらちら見ながらアホみたいに
 ワクワクしているのは僕だけでしょう。
 はじめて新幹線に乗る小学生でも、鉄道マニアのカメラマンでもないのに、なぜそんなに
 ワクワクするのか――?
 それは、もしかしてすでに僕のチケットの隣、「5のA」という席に座って名古屋に向かって
 いるか、この名古屋から乗り込んでくる、見知らぬ人のことを考えるからです。
 そうです。僕は新幹線に乗ったとき、隣に座る方と友だちになります。
 名古屋駅から東京駅まで1時間50分、それを出会いの旅だと思っているのです。
 2時間もの時間を同じ人間同士、席を隣り合わせながら、口をきかないほうがかえって不自然
 ではないでしょうか? 僕はそう思います。
 もちろん、彼、もしくは彼女は、東京までゆっくり眠って行くつもりで、いい夢をみている
 かもしれません。あるいは本を読むつもりで乗ってくるかもしれません。
 しかし僕は、「かわいそうでも、名古屋から先は眠れまへんで。東京まで大変なことに
 なりまっせ」とまだ会っていないその人に話しかけながら、そんなことを予測もしないで
 乗ってくる人を想像しているのです。お気の毒な話ですが、僕にとってみれば、その人は
 網にかかった魚なのです。
 ただ、魚を捕らえて、自分の池に連れてくるには術がいります。たとえば、隣によっこらせと
 座って、何秒かしてから「こんにちは」と声をかけてみてください。ほとんどの人が、
 「な、なんですか」という表情をして、厚いバリアを張ってしまいます。「宗教?保険の勧誘?」
 とでも思うのでしょう。
 「せっかく隣に座ったのだから、お話ししたいと思いまして」などと言おうものなら、一気に
 敬遠モードに入り、みなさん気持ち悪がります。一回バリアを張られたら、これを壊すことは、
 ほぼ不可能です。だまって席を替わってしまう人さえいます。
 ですから、魚を自分の池に連れてきて、安心して泳いでもらうためには、このバリアを張られる
 前に、なんとかしなくてはならないのです。
 どうしたらいいのか、僕が偶然発見した方法は、いってしまえば簡単です。
 「隣の人の足を踏む」ことなんです。用意するものはハンカチ1枚。
 網棚に荷物を上げながら、何気なく相手の足を軽く踏んでおいて、「いや、すんまへん。
 大変なご無礼をしまして」とか言いながら、やおら相手の足元にかがみ込み、ハンカチで
 靴を拭きます。
 相手はバリアを張るどころではありません。しつこく拭いている僕に、「もういいよ、
 いいですよ」と必ず言います。話のきっかけがつかめればこちらのものです。
 「私、伊勢のほうでレストランをやってまして、客商売の人間がお客様の足を踏むなんて
 言語道断です。ほんま、ドンくさいところがありまして」
 あっというまに自己紹介できます。
 自己紹介をして多少バリアが取れたからといって、そのまま自分のことをしゃべりまくっては
 いけません。
 ポイントは、相手から進んで話してもらうことなのです。だから、最初は徹底して聞き手に
 まわります。ただし、相手のクリをゆるめさせるのにもコツがいります。
 たとえば、「どんな仕事をしていらっしゃるんですか」と聞いたりします。僕のように単純に
 「伊勢のほうでレストランを」と答えられるならそれもいいでしょうが、環境問題やら、
 なんとかコンサルタントやらと、ややこしい仕事だったら相手も困ります。
 ですから、最初の3つか4つは、東京へ行くのか帰るのかというような、イエスかノーで
 答えられる質問をします。それをくり返すうちに、相手は僕と会話をすることに慣れてきます。
 やがて、答えに3分かかる質問、5分かかる質問に移っていくことができます。そのとき
 大事なことは、「なるほど」「へえー」「そうなんですか」のあいづちを忘れないことです。
 感心するだけでなく、さりげなくメモをとったりすれば、ますます相手は気をよくして
 一生懸命話してくれますから、こちらも知識を増やすことができます。
 こんな感じで2時間あれば、たいていの人間はお互いを相当に知り合うことができ、じつに
 実りの多い時間になります。
 降りるときにはもう旧知の友人のようになってしまいます。
 「このまま別れるのはもったいない。東京にいる間に1度、訪ねてきてくださいよ。おいしい
 肴で一杯やりましょう」と、固い握手をして再会を約束するまでになってしまうことは、
 決してめずらしくはないのです。
 こうした武器や秘術を駆使して、僕の「新幹線友だち」はすでに100人を超えて全国的な規模になり、
 その100人からまた人の連鎖が広がっています。

 ~後略~

 『お金でなく、人のご縁ででっかく生きろ!』 P1~P4より



 中村文昭さん。いや~熱い男ですね。この本は2003年に発刊された少し古い本なのですが、
 今の中村さんを調べてみると、この時以上にさらに熱い男になってます。
 本の帯の表は、斉藤一人さん、裏はNPO法人読書普及協会の清水克衛さんが務めています。
 ひとりさんが書かれている通り、笑いあり、涙ありのとても素敵な内容です。
 Youtubeを中村文昭で検索すると講演会の内容もUpされていますし、Podcastにも”中村文昭の
 ポッドキャストでみるみる元気がわいてくる!”も配信中でした。もちろん即iPhoneへ
 取り込み済みです。また一つ楽しみが出来ました。
 本文からは、”はじめに”に書かれている、「新幹線友だち」について取り上げてみました。
 中村文昭さんは、この”新幹線友だち作戦”で、人とのご縁をどんどん拡大し、今では
 全国で年間延べ何万人も集める大人気の講演者となり、さらにいろいろな事へチャレンジを
 広げていっているそうです。確かに本のタイトルの通り、お金よりも何より、人とのご縁と
 いうのは一番大切ですよね~。
 私自身も最近新しい仕事に取り組んでいるのですが、新しい仕事が始まると、新しい仲間との
 出会いがあり、とても楽しく仕事をすることが出来ています。
 中村さんのように、それを新幹線の中でまで広げることは出来てませんが…
 この本を読んでみて、やはり人との出会いを大切に考え、ちゃんと真剣に向かって行くことが
 大切だということを改めて感じました。きっとこのタイミングでこの本に出会えたことも、
 素敵な意味があるんですよね~。





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