『ホリエモン×ひろゆき「なんかヘンだよね・・・」』 ~堀江貴文&西村博之~ [「フリー」]
語りつくした本音の12時間
ホリエモン×ひろゆき 語りつくした本音の12時間 「なんかヘンだよね・・・」
- 作者: 堀江 貴文
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/09/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
<著者のご紹介>
堀江貴文(ほりえ たかふみ)
1972年、福岡県生まれ。 1991年、東京大学教養学部文化Ⅲ類入学(後に中退)
1996年、資本金600万円で「有限会社オン・ザ・エッヂ」を設立。
2002年、経営破綻した旧ライブドアから営業権を取得。
2004年には社名を「株式会社ライブドア」に変更、同年6月、経営難に陥っていた
大阪近鉄バファローズ(現オリックスバファローズ)の買収を申し出たことで、
ライブドアとホリエモンの名前が一躍全国区に。
2005年2月、ライブドアがニッポン放送の株主となり、フジテレビとの間でニッポン放送の
経営権争奪戦が勃発するも、4月には両社で和解が成立。
ニッポン放送はライブドアから1400億円でニッポン放送株を買い取った。
2006年1月、証券取引法違反容疑で東京地検特捜部に逮捕、起訴される。
2007年3月、東京地検で2年6ヶ月の実刑判決を受け、即日控訴。
2008年7月、東京高裁は控訴を棄却。即日控訴し、現在は最高裁判決を待つ。
近著に『徹底抗戦』、『新・資本論 僕はお金の正体がわかった』がある。
西村博之(にしむら ひろゆき)
1976年、神奈川県生まれ。東京都に移住し、都立北園高等学校卒業後、
中央大学へと進学。在学中に、アメリカのアーカンソー州に留学し、
1999年5月にインターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設、管理人に就任する。
東京プラス株式会社代表取締役、有限会社未来検索ブラジル取締役など、
多くの企業に携わり、企画立案やサービス運営、プログラマーとしても活躍する。
2005年に株式会社ニワンゴ取締役管理人に就任、2006年末、アップロードされた動画に
コメントをつける機能を持ったサービス『ニコニコ動画』を開始し、大反響を呼ぶ。
2009年1月、『2ちゃんねる』譲渡をブログに発表、管理人を外れる。
主な著書に『元祖しゃちょう日記』、『2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?』、
牧野和夫弁護士との共著『2ちゃんねるで学ぶ著作権』、
『僕が2ちゃんねるを捨てた理由』など。
<この本との出会い>
本屋でタイトルと表紙が目につき購入してみました。
<本の構成>
まえがき、のようなもの
第1章 格差社会
第2章 政治・裁判・税金
第3章 メディア
第4章 教育
第5章 IT
第6章 食とオンナとオシャレとお金
ひろゆきへひとこと
堀江さんへひとこと
ページ数 249ページ
読書時間 4時間
2009年9月9日 発行
<本文からご紹介>
まえがき、のようなもの
100年に1度といわれる大不況が到来し、誰しもが不安を抱える昨今。国に頼ろうとも、
政治家たちは、お互いの揚げ足取りに躍起で、誰が総理になろうと大差なし。
こんな状態では、何をどうすればいいのかわかりません。
そんな時代に、IT業界から2人の”ヒーロー(?)”が誕生しました。元ライブドア社長の
ホリエモンと、元2ちゃんねる管理人のひろゆきです。しかし、2人のとった行動は、
一般的には、”常識はずれ”や”身も蓋もない理論”と解釈されてしまい、1人は被告人に、
もう1人は裁判まみれの状態になってしまいました。
とはいえ、何が正解かもわからないこの時代。果たして、2人のとった行動は間違っていたの
でしょうか?
ニッポンにはかねて、”間違い”を指摘してはいけない空気がそこかしこに存在します。会社の
会議では多数派の意見に同調することが敵を作らない一番の生き方とされ、大企業は業界に
とって都合の悪いことは口にしないのが常識なのです。
確かに、経済が右肩上がりだった頃であれば、裸の王様を褒め称えて生きるのもアリなのかも
しれません。しかし、日本の経済が傾いた瞬間から、価値観や道理といったものがひっくり返って
しまい、何をどうすればいいか、誰もが手探りの状態となりました。
そんな時代だからこそ、固定観念にとらわれず、ロジカルな思考を貫き通してきた2人の会話に
耳を傾けてみてください。そこには、この不安な時代を生き抜くヒントが隠されているかもしれません。
さぁ、ホリエモン&ひろゆき。氷河期が産み落とした時代の寵児が放つ、”痛快” ”爆笑” ”納得”
トークショーの始まりです!
あなたにとって、ニッポンのどこが”ヘン”ですか?
全体構成&仕掛け人 より
ホリエモンの本もひろゆきの本も初めて読みます。きっとかなり言いたい放題なんだろな~と
想像して読んでみましたが、あまり不快感は感じませんでしたね。むしろ”痛快”ですね。
その内容も幅広く、格差社会から始まり、政治・裁判・税金の章では、政治資金団体のメリットに
ついて書かれてます。その後、ニッポン放送の株主の話を交えた、メディア編、そして、二人の
意見が部妙にぶつかる、教育について、二人が最も得意な分野のIT、最後は人柄があふれる?
食とオンナとオシャレとお金についてです。その中でも、”お金は信用を数値化したもの”て箇所は
なかなかなるほどと思うところです。他にもキットカットの広告手法や、時計のフランクミューラーは
日本人がプロデュースしたブランドだったこととか、なかなか読んでみて為になる内容が盛りだくさん
でした。たまには視点を変えてこんな本を読んでみるのもいいのかもしれません。
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