『悼む人』 ~天童荒太~ [天童荒太]
聖者なのか、偽善者なのか? 「悼む人」は誰ですか?
七年の歳月を費やした著者の最高到達点!
<著者のプロフィール>
天童荒太(てんどう あらた)
1960年、愛媛県生まれ。
86年に「白の家族」で第十三回野生時代新人賞を受賞。
93年には「孤独の歌声」が第六回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。
また、96年には「家族狩り」で第九回山本周五郎賞を受賞。
2000年にはベストセラーとなった「永遠の仔」で第五十三回日本推理作家協会賞を受賞。
そのほかの著作に「あふれた愛」、「包帯クラブ」、画文集「あなたが想う本」、
対談集「少年とアフリカ」などがある。
<この本との出会い>
天童さんの本は殆ど読んでます。 本屋さんで見かけて即購入しました。
以前、「包帯クラブ」をご紹介しています。 → 「包帯クラブ」へ
<本文からのご紹介>
本の裏帯より・・・
だからわたしは、≪悼む人≫と呼んでいます。
彼のことを知りたいです。
あのときもですけど・・・時間が経つごとにいっそう、
彼のことをどう考えていいのか、わからなくなってきたのです。
彼はいまどこですか。 何をしていますか。
なぜあんなことをしていたのでしょう。
いまもああした行為をつづけていますか。 何が目的ですか。
≪悼む人.≫は、誰ですか。
天童さんが7年の歳月をかけて書いたということで、かなり期待感たっぷりで読ませて頂きました。
想像以上に素晴らしい作品ですね。
人の生と死について本気で考えてしまいます。
林覚乗和尚の講演で、「人は2度死にます。1度めは肉体の死で、2度目はその人の事を憶えている人が、
この世からいなくなること。それが2度目の死なのです。 人の為にいのちをかけた結果死を迎えた人は、
何年たっても皆さんから憶えていてもらえる、それは、その人の気持ちや精神が生き続けているということ
なのです。」というのがあります。 ≪悼む人≫も様々な事で死を迎えた人を憶え続ける、その人が、
誰に愛され、誰を愛し、誰から感謝されていたかを想い、その事を忘れずに悼み続ける・・・。
しかも、悼む対象の人は赤の他人で、全国を回って悼み続けるということなのです。
まさしく、本の帯に書かれているように、聖者なのか、はたまた偽善者なのかですね。
何やら、私の人生のポイントポイントで、天童さんの本に出会い、自分を見つめなおす良い機会をあたえて
頂いている気がします。 素敵な本をありがとうございます。
七年の歳月を費やした著者の最高到達点!
<著者のプロフィール>
天童荒太(てんどう あらた)
1960年、愛媛県生まれ。
86年に「白の家族」で第十三回野生時代新人賞を受賞。
93年には「孤独の歌声」が第六回日本推理サスペンス大賞優秀作となる。
また、96年には「家族狩り」で第九回山本周五郎賞を受賞。
2000年にはベストセラーとなった「永遠の仔」で第五十三回日本推理作家協会賞を受賞。
そのほかの著作に「あふれた愛」、「包帯クラブ」、画文集「あなたが想う本」、
対談集「少年とアフリカ」などがある。
少年とアフリカ 音楽と物語、いのちと暴力をめぐる対話 (文春文庫)
- 作者: 坂本 龍一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2004/04/07
- メディア: 文庫
<この本との出会い>
天童さんの本は殆ど読んでます。 本屋さんで見かけて即購入しました。
以前、「包帯クラブ」をご紹介しています。 → 「包帯クラブ」へ
<本文からのご紹介>
本の裏帯より・・・
だからわたしは、≪悼む人≫と呼んでいます。
彼のことを知りたいです。
あのときもですけど・・・時間が経つごとにいっそう、
彼のことをどう考えていいのか、わからなくなってきたのです。
彼はいまどこですか。 何をしていますか。
なぜあんなことをしていたのでしょう。
いまもああした行為をつづけていますか。 何が目的ですか。
≪悼む人.≫は、誰ですか。
天童さんが7年の歳月をかけて書いたということで、かなり期待感たっぷりで読ませて頂きました。
想像以上に素晴らしい作品ですね。
人の生と死について本気で考えてしまいます。
林覚乗和尚の講演で、「人は2度死にます。1度めは肉体の死で、2度目はその人の事を憶えている人が、
この世からいなくなること。それが2度目の死なのです。 人の為にいのちをかけた結果死を迎えた人は、
何年たっても皆さんから憶えていてもらえる、それは、その人の気持ちや精神が生き続けているということ
なのです。」というのがあります。 ≪悼む人≫も様々な事で死を迎えた人を憶え続ける、その人が、
誰に愛され、誰を愛し、誰から感謝されていたかを想い、その事を忘れずに悼み続ける・・・。
しかも、悼む対象の人は赤の他人で、全国を回って悼み続けるということなのです。
まさしく、本の帯に書かれているように、聖者なのか、はたまた偽善者なのかですね。
何やら、私の人生のポイントポイントで、天童さんの本に出会い、自分を見つめなおす良い機会をあたえて
頂いている気がします。 素敵な本をありがとうございます。
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,700 円
コメント 0