『「いのち」とつながる喜び』 [丸山敏秋]
なぜ、この子は、この親の元に生まれてくるのか!
子どもたちが語る出生前後の記憶を通し、産む喜び、育てる喜びを、いま見つめ直す!
また、素敵な本に出合いました。お母さん、お父さんには是非とも一度読んでおいて欲しい一冊です。
まずは著者のプロフィールから・・・
丸山敏秋(まるやまとしあき)
1953年、東京都生まれ。東京教育大学文学部哲学科卒業。
東京高等針灸柔整専門学校卒業。84年、筑波大学大学院哲学・思想研究科博士課程修了。
文学博士。日本芸術振興会奨励研究員。筑波大学非常勤講師などを歴任。87年、社団法人
倫理研究所入所。現在、同研究所理事長。主な著書に「道徳力」、「最高の自分を生きる」などがある。
それでは内容を紹介いたします。
第一章 母子一気の世界
第二章 胎児は見ている、覚えている
第三章 もっと自然なお産へ
第四章 喜びに満ちたお産
第五章 「いのち」とつながって生きる
第六章 誕生前から始める子育て
このような構成になっていて、今日はこの中から”胎児は見ている・覚えている”の章の一部をご紹介します。
ママを選んで来た。
2004年、フジテレビのある報道番組で胎内記憶がとり上げられました。記憶を語る子供たちが何人も登場し、
池川さん(産科医で胎内記憶を研究している池川明さんです)もコメントを述べています。子供たちの中に、
いとうゆうや君という男の子がいました。彼はおしゃべりが始まった頃から4歳頃まで、自分から繰り返し
次のような話をしていたそうです。
「おなかの中は暗くて、でもあったかくて、泳いでいたんだ。早くママに会いたいと思ってた」
「生まれた時はまぶしかった。生まれる前<もう出てもいいよ>って誰かに教えてもらうんだよ。」
「早くママにだっこしてほしかったのに、ガラスに入っていた」
ガラスとは保育器を指すようです。ゆうや君本人は生まれてすぐ保育器に入れられていたことを知らないの
はずなのに、そう語っています。胎内で<もう出てもいいよ>と教えてくれたのはいったい誰なのでしょうか。
さらに不思議なのは、次の言葉です。
「向こうの世界では子供が一杯いて、上から見ていて、あのママがかわいいとか、やさしいとか言ってるの。
ぼくは男三人で仲間になって、みんなでどのママのところに行こうかって考えて、このママのところに
きたんだよ。やさしいママだから選んできたんだ」
上のほうにある「向こうの世界」とは、いったいどこなのでしょうか。ちなみに、ゆうや君の母親は、ゆうや君の
後にも、ふたりの男児を得ました。「男三人」の仲間が次々に生まれてきたわけです。
そんなバカな。信じられない! -おなかの中から外を「見ていた」という胎内記憶だけでも信じられないのに
「中間生」のような受胎前の記憶があるなんて・・・。そう思われるのは当然でしょう。
実際に、「中間生」を語る子供は少なくありません。池川さんの企画・監修で制作されたDVD版「胎内記憶」
にも「中間生」を語る子供が登場しています。
子供によって話の内容には違いがあるにしても、母親の胎内に宿る前にいた場所を「雲の上」と表現し、
雲の端とか雲の穴から下のほうを見ていて、親を選んで生まれてくるのだと子供たちは語っています。
雲の上には何人か、あるいは大勢の子供たちがいて、生まれてくる順番をジャンケンで決めたり、
相談で決めるとも言います。自分で親を決められない場合は、「神さま」から言われて決めるのだとも。
正直なところ、「中間生」らしき記憶を思わせる子供の話については私も半信半疑です。しかし、けっして
否定しようとは思いません。子供の空想だと笑い飛ばすのは簡単なことですが、ゆうや君と似たような
記憶を語る子供たちが少なからずいるという事実は否定できません。子供たちが口裏を合わせて語る
とも考えられないことです。
別のケースでは、胎内で母親の暗い気持ちや疲労や悪い食べ物を「おそうじ」していたと語る子もいます。
「おなかにいる時、お母さん、せきばっかりしていて、やばいなと思った。だから、おなかの中で一生懸命
おそうじしていたの」
これは5歳の男の子の言葉です。実際に胎児は、羊水を飲み込んでは腸できれいに濾過します。それ以外の
面でも、母親の体調が悪い時に、毒素を吸い取ってあげるよな「おそうじ」をして助けているのでしょうか。
はっきりと、「お母さんを助けにきたんだ」と言う子供もいます。子供の性別に関係なく、「助ける」相手は、
お父さんよりお母さんが多いようです。
子供たちの言葉を正面から受けとめてきた池川さんは、「子供たちには親を助けるために生まれてくるという
面がある」と言いきっています。そうしたことを産科医から聞かされた親は、どう反応するでしょうか。
私は池川さんに尋ねてみました。<みなさん感動しますね。泣きだす母親もいます。子供がほんとうに親を
選ぶのかどうか、科学的に証明できるものではありません。でも、多くの親たちは何か忘れていたものを
感じてくれます。すると、わが子に対する態度が大きく変わってくるんです。>
いかがでしょうか。胎内記憶や中間生の話など、ちょっとスピリチュアルな話なので、拒否反応を示す人も
いると思います。私は、科学で証明できないものすべてが事実とは思わないタイプですので、この話も
もちろん信じています。だからと言ってこの内容が全てとは思っていません。もっと科学では証明できていない
ことも沢山あるんですよね~。
これらのことを知っているのと、知らないのでは、大きく視野が変わると思いませんか?是非ともお父さんや
お母さん、これから親になる人や、子供たちにも読んで欲しいですね。
ちょっと内容が難しい箇所もあるので、絵本なんかで出版して頂けると、きっと楽しい本になりそうな気がします。
池川さんもたくさんの著書があります。興味のあるかたは是非とも一読を!
それでは!
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子どもたちが語る出生前後の記憶を通し、産む喜び、育てる喜びを、いま見つめ直す!
また、素敵な本に出合いました。お母さん、お父さんには是非とも一度読んでおいて欲しい一冊です。
まずは著者のプロフィールから・・・
丸山敏秋(まるやまとしあき)
1953年、東京都生まれ。東京教育大学文学部哲学科卒業。
東京高等針灸柔整専門学校卒業。84年、筑波大学大学院哲学・思想研究科博士課程修了。
文学博士。日本芸術振興会奨励研究員。筑波大学非常勤講師などを歴任。87年、社団法人
倫理研究所入所。現在、同研究所理事長。主な著書に「道徳力」、「最高の自分を生きる」などがある。
それでは内容を紹介いたします。
第一章 母子一気の世界
第二章 胎児は見ている、覚えている
第三章 もっと自然なお産へ
第四章 喜びに満ちたお産
第五章 「いのち」とつながって生きる
第六章 誕生前から始める子育て
このような構成になっていて、今日はこの中から”胎児は見ている・覚えている”の章の一部をご紹介します。
ママを選んで来た。
2004年、フジテレビのある報道番組で胎内記憶がとり上げられました。記憶を語る子供たちが何人も登場し、
池川さん(産科医で胎内記憶を研究している池川明さんです)もコメントを述べています。子供たちの中に、
いとうゆうや君という男の子がいました。彼はおしゃべりが始まった頃から4歳頃まで、自分から繰り返し
次のような話をしていたそうです。
「おなかの中は暗くて、でもあったかくて、泳いでいたんだ。早くママに会いたいと思ってた」
「生まれた時はまぶしかった。生まれる前<もう出てもいいよ>って誰かに教えてもらうんだよ。」
「早くママにだっこしてほしかったのに、ガラスに入っていた」
ガラスとは保育器を指すようです。ゆうや君本人は生まれてすぐ保育器に入れられていたことを知らないの
はずなのに、そう語っています。胎内で<もう出てもいいよ>と教えてくれたのはいったい誰なのでしょうか。
さらに不思議なのは、次の言葉です。
「向こうの世界では子供が一杯いて、上から見ていて、あのママがかわいいとか、やさしいとか言ってるの。
ぼくは男三人で仲間になって、みんなでどのママのところに行こうかって考えて、このママのところに
きたんだよ。やさしいママだから選んできたんだ」
上のほうにある「向こうの世界」とは、いったいどこなのでしょうか。ちなみに、ゆうや君の母親は、ゆうや君の
後にも、ふたりの男児を得ました。「男三人」の仲間が次々に生まれてきたわけです。
そんなバカな。信じられない! -おなかの中から外を「見ていた」という胎内記憶だけでも信じられないのに
「中間生」のような受胎前の記憶があるなんて・・・。そう思われるのは当然でしょう。
実際に、「中間生」を語る子供は少なくありません。池川さんの企画・監修で制作されたDVD版「胎内記憶」
にも「中間生」を語る子供が登場しています。
子供によって話の内容には違いがあるにしても、母親の胎内に宿る前にいた場所を「雲の上」と表現し、
雲の端とか雲の穴から下のほうを見ていて、親を選んで生まれてくるのだと子供たちは語っています。
雲の上には何人か、あるいは大勢の子供たちがいて、生まれてくる順番をジャンケンで決めたり、
相談で決めるとも言います。自分で親を決められない場合は、「神さま」から言われて決めるのだとも。
正直なところ、「中間生」らしき記憶を思わせる子供の話については私も半信半疑です。しかし、けっして
否定しようとは思いません。子供の空想だと笑い飛ばすのは簡単なことですが、ゆうや君と似たような
記憶を語る子供たちが少なからずいるという事実は否定できません。子供たちが口裏を合わせて語る
とも考えられないことです。
別のケースでは、胎内で母親の暗い気持ちや疲労や悪い食べ物を「おそうじ」していたと語る子もいます。
「おなかにいる時、お母さん、せきばっかりしていて、やばいなと思った。だから、おなかの中で一生懸命
おそうじしていたの」
これは5歳の男の子の言葉です。実際に胎児は、羊水を飲み込んでは腸できれいに濾過します。それ以外の
面でも、母親の体調が悪い時に、毒素を吸い取ってあげるよな「おそうじ」をして助けているのでしょうか。
はっきりと、「お母さんを助けにきたんだ」と言う子供もいます。子供の性別に関係なく、「助ける」相手は、
お父さんよりお母さんが多いようです。
子供たちの言葉を正面から受けとめてきた池川さんは、「子供たちには親を助けるために生まれてくるという
面がある」と言いきっています。そうしたことを産科医から聞かされた親は、どう反応するでしょうか。
私は池川さんに尋ねてみました。<みなさん感動しますね。泣きだす母親もいます。子供がほんとうに親を
選ぶのかどうか、科学的に証明できるものではありません。でも、多くの親たちは何か忘れていたものを
感じてくれます。すると、わが子に対する態度が大きく変わってくるんです。>
いかがでしょうか。胎内記憶や中間生の話など、ちょっとスピリチュアルな話なので、拒否反応を示す人も
いると思います。私は、科学で証明できないものすべてが事実とは思わないタイプですので、この話も
もちろん信じています。だからと言ってこの内容が全てとは思っていません。もっと科学では証明できていない
ことも沢山あるんですよね~。
これらのことを知っているのと、知らないのでは、大きく視野が変わると思いませんか?是非ともお父さんや
お母さん、これから親になる人や、子供たちにも読んで欲しいですね。
ちょっと内容が難しい箇所もあるので、絵本なんかで出版して頂けると、きっと楽しい本になりそうな気がします。
池川さんもたくさんの著書があります。興味のあるかたは是非とも一読を!
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覚えてるよ!生まれる前のこと―出生前記憶からわかる、幸せ妊娠&胎教BOOK
- 作者: 池川 明
- 出版社/メーカー: 幸福の科学出版
- 発売日: 2008/07/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
池川明さんの本は何冊か持っています。
以前、小学校の読み聞かせボランティアをしていたとき、4年生に池川さんの本を紹介しました。
クラスの中に、胎内記憶のある子はいませんでしたが、みな興味津々で聞いてくれました。
http://kikyo-one-only.blog.so-net.ne.jp/2008-02-12
by 桔梗 (2008-08-17 14:04)
桔梗さんコメントありがとうございます。
ブログ拝見させて頂きました。
小学校のボランティアで読み聞かせされたそうですね。
素敵な事ですよね~。ちょっと不思議な話って、
子供は興味津々ですよね~。私も小さい頃聞いた、不思議な話は
ずーっと信じていましたし、何かにつけて思い出します。
これからも素敵な活動を続けてくださいね。応援しています。
by RONRON (2008-08-17 15:51)
ご訪問&nice ありがとうございました。
最近では、じっくり本を読むこともなくなってしまいましたが
やはりたまには自分を見つめなおすためにも、なにか読んでみようかと
思いながらも、気が付くとあっというまに月日が過ぎていく毎日です。
by huggybear (2008-08-17 21:58)
huggybearさんコメントnice&ありがとうございます。
「すっぽんぽんのすけ」が何か楽しそうな絵本だったので、
niceしました。今度購入してみたいと思います。
by RONRON (2008-08-17 22:29)
桔梗さんからご紹介いただきました!情報ありがとうございます!私はこの話信じます!
by はるかぜ (2008-08-18 02:00)
はるかぜさん コメントありがとうございます。
桔梗さん ご紹介ありがとうございます。
このような話を、信じる心、受け入れる事が出来る心が
とても素敵だと思います。きっと、そのような気持ちが林和尚の言う、
”心ゆたかに生きる”事なんじゃないでしょうか?
是非とも、また、お立ち寄りください。
by RONRON (2008-08-18 08:52)