SSブログ

『絆の法則』 ~澤谷鑛~ [澤谷鑛]

当たり前に生活出来ることが、こんなにも幸せなんだ・・・
絆をむすび直した、9人の真実のドラマです。


絆の法則 (Serendip Heart Selection)









澤谷鑛さんのプロフィールは以前の記事を御覧下さい!

さっそく本文からご紹介します。
私の大好きな、林覚乗さんのお話が載ってます。



●はじめに●

 「糸」と「糸」が「半」分ずつと書いてある、「絆」と言う言葉は、最近TVや雑誌でよく
 目や耳にします。こんにちは、絆の時代・絆の季節と表現していいのかもしれません。

 自分のことばかりを考えることが先行する今日に、本当の「しあわせな人生の実現」とは
 何なのか? 反省も含めて考え直されているように感じます。そこに、「出会い」と心を
 通わせて「むすぶ」「絆」は、まさに「しあわせな人生の実現のために大きな影響があります。

 「しあわせな人生の実現」は、抜き差しならぬ「自己」を抜くことはできません。だから
 といって、「自己」のみで生きれば挫折を余儀なくされます。分かち合いも「和」すれば
 しあわせに向かいますが、「同」すれば乱をします。同じて乱をなさず、和して同せず、
 という「自己の実現を分かち合いによって双方が実現する」のが人生の妙味なのかも知れません。

 そんなことを考えていると、こんな文章に出会いました。
 福岡県にある南蔵院、林覚乗住職の「ある機内での話」をご紹介します。


 『私(住職)は、ある航空会社のサービス担当の講師をしています。
 あるとき、ベテランの機長さんに、
 「今日は新人の若いパイロットの人たちに話をしに行くんですが、伝えたいことはありますか?」
 と聞きました。機長さんは、
 「我々がどんなに訓練を積んでも、汗と油にまみれて整備をしてくれる整備士の人たちを
 尊敬し、信頼することができなければ安心して空を飛ぶことはできないんです。整備士の
 人たちに対する感謝の気持ちは忘れないように伝えてください」とおっしゃいました。

 15年間、客室乗務員をされてきた方に、
 「こころに残る出会いはありますか?」 とお聞きしました。
 その方は、涙を浮かべながらこういうお話をして下さいました・・・

 4年ほど前の成田発バンクーバー(カナダ)行きの機内での話です。
 ある中年の男性が、寂しそうな、不安そうな、複雑な顔をして窓の外を見つめていました。
 「カナダに大きな仕事があって不安なのだろうか」「単身赴任で家族と離れ離れになって
 寂しいのだろうか」と思い、食事のサービスのときに、「〇〇さん、どうぞ」と、名前を
 呼んでサービスをしようと思い、乗客名簿を広げました。

 するとその席は「ミスター&ミセス」になっていたそうです。
 「あれ?奥様がいらっしゃるんだ」と思ったけれど、奥さまの姿は見えません。
 「上昇中でまだシートベル着用のサインが出てるのに、奥さまはトイレに行かれたのかなあ?」と思い、
 あわてて自分のシートベルトを解いてその座席のところに行き、
 「奥様はどこへ行かれたのですか?」と聞こうとした瞬間、言葉が出なくなってしまいました。

 空いた座席には黒いリボンをした遺影が飾ってあり、その遺影にシートベルトがしてあったのです。
 でも、座席のところまで来てしまったので、本当はプライベートなことは聞いては
 いけないのですけれど、
 「綺麗な女性ですね。奥様ですか?如何なされたのですか?」
 と、思わず聞いてしまいました。すると、その男性は、
 「25周年の銀婚式のお祝いに、家内と二人でカナダ旅行に行く予定でした。ところが、
 脳内出血で一か月前に亡くなってしまったんです。旅行を取りやめるつもりだったのですが、
 子供たちから“お母さんが待ち望んでいた旅行なんだから、自分たちが一番好きだった
 お母さんの写真を大きくして連れて行ってあげて”と言われたんです。」とお話されました。

 その客室乗務員が、機内電話で、
 「何かいいアドバイスはないですか?」と機長に聞きました。機長は、
 「そこに今、奥さまが生きて座っていらっしゃると思ってサービスをしてあげてください」と言いました。

 その男性に聞くと、
 「女房は赤ワインが好きだった」と言われるので、そのことを報告すると、
 「私からのお祝いで、一番いい赤ワインを1本出してあげてください」
 と機長が言われました。赤ワインを注いだグラスを遺影の前に置き、もう一つをご主人に持たせ、
 「これは機長からのお祝いのワインです。どうぞ乾杯してお飲み下さい」
 と言いました。料理も、ちゃんとレンジで温めて持って行きました。奥様の遺影に
 向って、「これはこういう料理です。これはこういう料理です」と説明しながら出しました。
 最後に乗務員みんなで機内から花を集め、二十本ぐらいの花束をつくり、
 「これは、私たち乗務員すべてからの銀婚式のお祝いです。」
 と言って渡しました。ご主人は、カナダに着くまでずっと泣いておられました。

 飛行機から降りていかれるときに、乗務員に向かって、
 「素晴らしい銀婚式の旅立ちになりました。本当にありがとう」とおっしゃったそうです。
 「その姿を、私は今でも忘れることができません」と、彼女は話して下さいました。

 「あなたたちは素晴らしい供養をしましたね」と私は言いました。
 亡くなった方が生きてそこにいると言う気持ちで供養をするというのは、よっぽど
 心が豊かじゃないとできないし、後で褒めてもらえるだろうとか、これで出世しよう
 という損得が入ったらできません。
 「あなたたちはそういう損得で考えなかったからできたんですね」といいました。』


 感動しました。
 さて、この本に収録した九つの物語は、すべて実話ですが、登場人物の氏名・職業
 などは多少変えてストーリーを設定し、ノンフィクション・ノベル風に仕上げています。
 これはすべて、”気づき”を通して、大切な人との絆をむすび直し、人生を劇的に変えた人たちの物語です。
                    ~澤谷鑛~



 どうですか?素敵な書き出しですよね~。実は、この後、九つの物語が収録されてます。

 どれもこれも、とても内容の濃いもので、本当に現実に起きた事なのか?と
 疑問に思うのかもしれません。私も、この本だけを読んでいたら、信じれなかったのかも
 知れませんが、澤谷さんのブログ(←クリック)を 日々読んでいると、これらの事も、実話だと、
 信じることが出来るんですよね~。

 この作品を最初に読む前に、前作の
 『すべての「結果」は引き寄せられている―運命を決める「牽引の法則」』
 を先に読む事をお勧めします。(絆の法則の文中にも、前作の事を触れてますからね)
 

すべての「結果」は引き寄せられている―運命を決める「牽引の法則」








 いろいろ起きる様々な事に本気で悩んでる人・・・
 何をしてもうまくいかずに、人生を投げかけている人・・・
 家庭の問題、家族の問題、両親・子供の問題 などなど・・・
 是非ともこのブログに出会った事を何かの偶然(必然なのです)だと思い。
 ①澤谷さんのブログを読んで → 澤谷さんのブログへGo
 ②『すべての「結果」は引き寄せられている』を読んで、
 ③『絆の法則』を読んで見て下さい。

 ついでに、林覚乗さんのその他の記事も参照して下さいね。
 『しあわせを感じる喜び』
 『自分が好きですか①』
 『自分が好きですか②』

   ※最後までお付き合いありがとうございます。
  よろしければ、ブログランキングへの投票をお願いします!
    画面右中段のブログランキングから”このブログに投票する”をクリックして下さい。


 それでは、また。
 
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。