『感動は心の扉をひらく』 ~椋鳩十~ [椋鳩十]
「おれはなあ、頭にできものができていたということと、学校で勉強ができなかったということだけで、
みんなからばかにされ、のけものにされた。 そして先生からも見捨てられた」
そんなしらくも君の、運命を変えた本とは?
<著者のご紹介>
椋 鳩十(むく はとじゅう)
1905年長野県に生まれる。
牧場を経営し、狩猟家でもあった父と、少年時代から山歩きをし、大自然に接触してきた。
法政大学時代に、処女詩集「駿目」を出版。卒業後、教師をするかたわら創作にはげみ、
1933年、小説集「山窩調」を出版する。その後、少年のための動物文学を書きはじめ、
「少年倶楽部」で活躍。戦後鹿児島県立図書館長時代に「母と子の二十分間読書運動」を提唱、
この親子読書運動は全国に反響を呼んだ。
数多くのすぐれた動物文学を発表し、国際アンデルセン賞国内賞、サンケイ児童出版文化賞、
赤い鳥文学賞、文部大臣賞など数々の賞を受賞。
著書に「片耳の大シカ」「マヤの一生」「大造じいさんとガン」「におい山脈」など多数。
1987年12月27日、82歳で死去。
<この本との出会い>
「小さな人生論」で紹介されていました。
<本文からのご紹介>
人間というのは、何に出会い、何に感動するかということが大事だね。特に本の感動というやつは大きい。みなさん方も、子供が小さい小さいときには、よく本を読んでやってください。
ドイツ人になると、中学生にまで本を読んでやりますよ。日本人は、もう読めるようになれば、おまえ勝手にお読みって、すぐ読ませるけど、ドイツ人はもっと大きくなったって読んでやります。高校生になったってね。
ところで勉強の極意を知っていますか、勉強の極意。長く机に座っているだけが勉強したじゃないですよ。勉強の極意は精神集中です。精神集中しなかったら、三日座ってたってだめだ。
相撲だってそうでしょう。精神集中しないやつは横綱でも何でもポロポロ負ける、ヘッポコに。
仕事でも、本の読み方でも、勉強でも、精神集中が大事。ところが-高校へ行く生徒を持った人がおられますかな? 精神集中は4時間も5時間も続くもんじゃないですよ。どこかで心の切りかえをしなければ。高校へ行っても受験勉強で本が読めないなんていうのはおかしいんです。精神集中の一つの心の切りかえの時間に、二十分でも三十分でも優れたものを読んでいくということは大事です。
まさしく感動は心の扉をひらくのですね。 この本は椋さんが「よい本をひろめる会」主催の講演をもとに
編集した本です。サブタイトルとして”しらくも君の運命を変えたものは?”となっております。
椋先生の小学時代の同級生で、あだなが”しらくも君”と何十年ぶりに同窓会で会った時の話をされてます。
そのしらくも君が自分の子供が本を読まない、これはまず自分が読まないといけないと感じ、
読んだ本が、ロマン・ロランの「ジャン・クリストフ」だったそうです。その本はベートーヴェンの人間苦を
ヒントにして書かれた本で、しらくも君はその本に感動したそうです。その後しらくも君は、その本を3回読み
その感動が心の扉をひらき、難しい農業書を読みふけれ、その後農業指導者として大成したいったそうです。
一冊の本に出会うこと、何かを経験し感動すること、それが心の扉を開くきっかけになると、この本では、
さまざまな角度から紹介しております。 そんな紹介しているこの本もまた、感動を生んでおります。
椋さんの人柄満載の素敵な本ですね~。 感動したい人にはお勧めの一冊です。
みんなからばかにされ、のけものにされた。 そして先生からも見捨てられた」
そんなしらくも君の、運命を変えた本とは?
<著者のご紹介>
椋 鳩十(むく はとじゅう)
1905年長野県に生まれる。
牧場を経営し、狩猟家でもあった父と、少年時代から山歩きをし、大自然に接触してきた。
法政大学時代に、処女詩集「駿目」を出版。卒業後、教師をするかたわら創作にはげみ、
1933年、小説集「山窩調」を出版する。その後、少年のための動物文学を書きはじめ、
「少年倶楽部」で活躍。戦後鹿児島県立図書館長時代に「母と子の二十分間読書運動」を提唱、
この親子読書運動は全国に反響を呼んだ。
数多くのすぐれた動物文学を発表し、国際アンデルセン賞国内賞、サンケイ児童出版文化賞、
赤い鳥文学賞、文部大臣賞など数々の賞を受賞。
著書に「片耳の大シカ」「マヤの一生」「大造じいさんとガン」「におい山脈」など多数。
1987年12月27日、82歳で死去。
<この本との出会い>
「小さな人生論」で紹介されていました。
<本文からのご紹介>
人間というのは、何に出会い、何に感動するかということが大事だね。特に本の感動というやつは大きい。みなさん方も、子供が小さい小さいときには、よく本を読んでやってください。
ドイツ人になると、中学生にまで本を読んでやりますよ。日本人は、もう読めるようになれば、おまえ勝手にお読みって、すぐ読ませるけど、ドイツ人はもっと大きくなったって読んでやります。高校生になったってね。
ところで勉強の極意を知っていますか、勉強の極意。長く机に座っているだけが勉強したじゃないですよ。勉強の極意は精神集中です。精神集中しなかったら、三日座ってたってだめだ。
相撲だってそうでしょう。精神集中しないやつは横綱でも何でもポロポロ負ける、ヘッポコに。
仕事でも、本の読み方でも、勉強でも、精神集中が大事。ところが-高校へ行く生徒を持った人がおられますかな? 精神集中は4時間も5時間も続くもんじゃないですよ。どこかで心の切りかえをしなければ。高校へ行っても受験勉強で本が読めないなんていうのはおかしいんです。精神集中の一つの心の切りかえの時間に、二十分でも三十分でも優れたものを読んでいくということは大事です。
まさしく感動は心の扉をひらくのですね。 この本は椋さんが「よい本をひろめる会」主催の講演をもとに
編集した本です。サブタイトルとして”しらくも君の運命を変えたものは?”となっております。
椋先生の小学時代の同級生で、あだなが”しらくも君”と何十年ぶりに同窓会で会った時の話をされてます。
そのしらくも君が自分の子供が本を読まない、これはまず自分が読まないといけないと感じ、
読んだ本が、ロマン・ロランの「ジャン・クリストフ」だったそうです。その本はベートーヴェンの人間苦を
ヒントにして書かれた本で、しらくも君はその本に感動したそうです。その後しらくも君は、その本を3回読み
その感動が心の扉をひらき、難しい農業書を読みふけれ、その後農業指導者として大成したいったそうです。
一冊の本に出会うこと、何かを経験し感動すること、それが心の扉を開くきっかけになると、この本では、
さまざまな角度から紹介しております。 そんな紹介しているこの本もまた、感動を生んでおります。
椋さんの人柄満載の素敵な本ですね~。 感動したい人にはお勧めの一冊です。
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- 価格: 893 円
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